3月21日以降に初戦を迎えるブロック左側16校8試合の試合の展望。そして試合終了後には試合をの振り返ります。ブロック左側は、好投手 対 打撃自慢の対戦が多い印象。引き続き目が離せませんね!(3/21の試合結果を反映しました)
3/21(月)
高知 VS 東洋大姫路
高校紹介
高知(四国/高知)
高知2位 四国1位
■スポーツ紙の評価
A:2紙、B:3紙、C:0紙
■夢託の評価:B
東洋大姫路(近畿/兵庫)
兵庫3位 近畿ベスト8
■スポーツ紙の評価
A:0紙、B:4紙、C:1紙
■夢託の評価:B
試合の展望(見所)
投手力がある両校の対決
高知高校は、山下選手を中心に川竹選手、高橋選手の継投でチーム防御率1.83(32校中9位)と安定感がある。
一方、東洋大姫路の森選手は防御率1.44。近畿大会では、報徳学園や智弁学園(奈良1)相手に完封するなど、エースとして大成長。
ロースコアの試合展開になると予測されるが、どちらが先に先制点を取ることが出来か。
結果は高知が勝利すると予測するが、終盤まで1点差以内でゲームが展開すると粘り強い東洋大姫路にも勝機が出てくる。
今大会限りで退任する東洋大姫路 藤田監督の采配にも注目。
結果
高 知 |000|031|000|=4
東洋大姫路|000|000|02x|=2
高知高校の先発は山下投手。継投は秋季大会と異なる、中島投手、日野投手の継投。東洋大姫路の終盤の反撃を抑えた。中島投手の横投げトルネードは、今後も武器になりそうだ。
東洋大姫路は6回のエラーによる失点は勿体無かった!終盤2点差まで詰めるもあと一歩届かなかった。
藤田監督!長い間お疲れ様でした。
3/22(火)
國學院久我山 VS 有田工
高校紹介
國學院久我山(東京/東京)
東京都1位
明治神宮大会初戦敗退
■スポーツ紙の評価
A:1紙、B:4紙、C:0紙
■夢託の評価:B
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有田工(九州/佐賀)
佐賀2位 九州ベスト4
■スポーツ紙の評価
A:0紙、B:3紙、C:2紙
■夢託の評価:C
試合の展望(見所)
粘り強い両校の対戦。
有田工は、右腕エース塚本投手を中心に接戦で佐賀県大会準優勝。九州大会でも塚本投手が秀岳館(熊本1位)、海星(長崎1位)を完封し接戦を制して九州ベスト4。塚本投手を中心に守り勝ってきた。
一方、國學院久我山は絶対的なエースが居ないながらも、継投で最少失点に抑え、攻撃力で勝ち上がってきた。
勝敗のポイントは、國學院久我山の1番斉藤選手、2番木津選手の出塁。彼らが出塁するとチームに勢いが出てくる。
國學院久我山が勝利すると予測するが、塚本投手の出来次第では、有田工にも勝機がある。
結果
有田工 |000|100|010| 2
國學院久我山|101|001|10x| 4
國學院久我山がチャンスをものにし得点を重ねた。特に3番木津選手がクリーンヒットだけではなく、セフティーバントや、盗塁と揺さぶりをかけて攻撃のリズムを作った。投げては成田投手が完投。
有田工は終盤粘りを見せるも、あと一本がでなかった。
星稜 VS 天理
高校紹介
星稜(北信越/石川)
石川1位 北信越2位
■スポーツ紙の評価
A:0紙、B:5紙、C:0紙
■夢託の評価:B
天理(近畿/奈良)
奈良3位 近畿ベスト4
■スポーツ紙の評価
A:0紙、B:5紙、C:0紙
■夢託の評価:B
試合の展望(見所)
常連校同士の対戦。
星稜のマーガード投手を中心とした投手陣が天理の戸井選手、内藤選手を中心とした強打者を抑えることが出来るか。
一方、天理も南投手が、小技も使ってくる星稜打線を前にリズムを崩さずに投げることが出来るか。
天理が勝利すると予測するが、星稜の打撃陣が奮起すれば星稜にも勝機がある。
3月末で退任予定の星稜 林監督の采配にも注目。
結果
星稜|000|100|010|12 | 5
天理|000|000|020|11 | 4
序盤は両投手の持ち味がでた投手戦。終盤は互いに失策がでて点の取り合い。両校の投手共に粘り強く投げた。
星稜のマーガード投手は7回まで、ほぼ完ぺきな投球だった。リリーフした竹内投手も再三のピンチを最少失点に抑え粘り強く投げた。両投手計11回投げて奪三振が14。投手陣の力投が勝利へと導いた。
天理は終盤に粘りを見せるも、星稜投手陣の前に三振が多く攻撃のリズムを作ることが出来なかった。南選手は11回を9被安打されるも粘りの投球で自責点2。失策が全て失点に絡んで5失点となった。
只見 VS 大垣日大
高校紹介
只見(21世紀枠/福島)
福島ベスト8
■スポーツ紙の評価
A:0紙、B:0紙、C:5紙
■夢託の評価:C
大垣日大(東海/岐阜)
岐阜2位 東海ベスト4
■スポーツ紙の評価
A:0紙、B:3紙、C:2紙
■夢託の評価:B
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試合の展望(見所)
部員13人少数精鋭の21世紀枠の只見とセンバツ最高成績が準優勝の大垣日大との対戦。
只見は、全員野球でどこまで食らいついていけるか?無駄な四死球や失策で大量失点はむせぎたい。
一方、大垣日大は自慢の機動力で流れを掴みたい。
大垣日大が勝利すると予測するが、接戦に持ち込めれば只見にも勝機がある。
結果
大垣日大|020|010|102|=6
只見 |000|100|000|=1
大垣日大は先発の五島投手が9回2安打18奪三振。相手チームに反撃のムードを作らせなかった。打撃陣は着実に得点を重ね8安打6得点。
只見は4回に1点を返すものの、五島投手を前にチャンスを作ることが出来なかった。
3/23(水)
花巻東 VS 市和歌山
高校紹介
花巻東(東北/岩手)
福島1位 東北1位
明治神宮大会ベスト4
■スポーツ紙の評価
A:4紙、B:1紙、C:0紙
■夢託の評価:A
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市和歌山(近畿/和歌山)
和歌山1位 近畿ベスト8
■スポーツ紙の評価
A:0紙、B:3紙、C:2紙
■夢託の評価:C
試合の展望(見所)
花巻東の強力打線と最速148キロ右腕米田選手を中心とした守り勝つ市和歌山との対決。
花巻東はBig4の佐々木選手、田代選手を中心とした中軸に破壊力がある。手術明けの佐々木選手の状態が気になったが、練習試合解禁後も本塁打を量産しているので問題はなさそうだ。
一方、市和歌山は最速148キロ右腕米田投手を中心に守り勝つ野球。米田投手は1回平均の奪三振が1.11。高い奪三振能力がある。
花巻東が勝利すると予測するがロースコアの展開に持ち込めれば市和歌山にも勝機がある。
結果
花巻東 |100|000|003|4
市和歌山|013|001|00x|5
花巻東は初回、ノーアウト1,2塁のチャンスで強打のクリンナップを迎える。しかし、佐々木選手は8球粘るも三振、そして田代選手も三振。小沢選手のタイムリーで1得点するも主導権を握ることが出来なかった。その後、逆転された焦りもあったのか!?最終回に3展開し意地も見せたが反撃が遅すぎた。
一方、市和歌山の米田は1回先頭打者をストレートの四球。セフティバントを決められ絶対絶命のピンチを1点のみで抑えた。この場面で佐々木選手、田代選手から三振をとれたことで制球に苦しみながらも強気の投球につながったと思う。攻撃も少ないチャンスをものにし、逃げ切った。
大島 VS 明秀日立
高校紹介
大島(九州/鹿児島)
鹿児島1位 九州2位
■スポーツ紙の評価
A:0紙、B:5紙、C:0紙
■夢託の評価:B
明秀日立(関東/茨城)
茨城1位 関東1位
明治神宮大会初戦敗退
■スポーツ紙の評価
A:4紙、B:1紙、C:0紙
■夢託の評価:A
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試合の展望(見所)
左腕投手 大野選手を中心とした大島と、ウエイトえ鍛え上げられた強打の明秀日立との対戦。
大島の大野選手は140キロ中盤の直球主体で奪三振を奪うスタイルに変化球を使った緩急で打ち取るスタイルと引き出しが多く投球術にたけている。スタミナもあり終盤でも球威が落ちない。
一方、明秀日立は強打だけではなく、バントや機動力を使った多彩な攻撃がある。攻撃に注目されがちだが、1試合当たりの失策数も0.3と攻守ともに鍛え上げられている。
明秀日立が勝利すると予測するが、この試合は最後まで分からない!
結果
大島 |000|000|000| 0
明秀日立|031|400|00x| 8
大島の大野選手は初回、全てのアウトを三振で奪い好調な立ち上がりを見せたが、2、3、4回、ミート重視の明秀日立から計8失点。明秀日立打線に攻略されてしまった。後半は緩急を使った投球で5回以降は1安打と抑えたが、前半の失点が重すぎた。
一方、大量得点を得た猪俣投手は終始安定した投球。最終回は秋季登板のない石川選手も登板と終始、明秀日立ペースで試合を勧めた。
丹生 VS 広島商
高校紹介
丹生(21世紀枠/福井)
福井ベスト4
■スポーツ紙の評価
A:0紙、B:0紙、C:5紙
■夢託の評価:C
広島商(中国/広島)
広島1位 中国2位
■スポーツ紙の評価
A:0紙、B:5紙、C:0紙
■夢託の評価:B
試合の展望(見所)
初出場の21世紀枠 丹生と20年ぶりのセンバツ出場!古豪 広島商との対戦。
丹生は秋季はケガで出場がなかった主将の来田選手が復帰!秋季大会以上の力が発揮できそうだ!
一方、広商は逆境になるほど力を発揮するチーム。10勝中6試合が逆転勝ち。劣勢になるほど集中力が研ぎ澄まされる。
広島商が勝利すると予測するが、1年生(新2年生)エースの井上選手の好投があれば、丹生にも勝機が出てくる。
結果
丹生 |040|000|003| 7
広島商業|350|411|26x| 22
丹生は2回、一挙4得点と逆転。投手陣を含めて、ミスもあり大量失点をしてしまったが、最終回に3点返す集中力を見せた。課題ははっきりしているので春・夏季での活躍が期待できる。
一方、広島商は、相手のミスに乗じて大量22得点。大降りにならずに最後まで打撃は集中していた。但し、投手陣に課題が残った。
3/24(木)
鳴門 VS 大阪桐蔭
高校紹介
鳴門(四国/徳島)
徳島1位 四国2位
■スポーツ紙の評価
A:0紙、B:5紙、C:0紙
■夢託の評価:A
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大阪桐蔭(近畿/大阪)
大阪1位 近畿1位
明治印宮大会1位
■スポーツ紙の評価
A:5紙、B:0紙、C:0紙
■夢託の評価:A
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試合の展望(見所)
優勝候補筆頭の大阪桐蔭に、左腕好投手 冨田選手を中心とした鳴門との対戦。
鳴門は、冨田選手を中心に安定した投手陣(防御率0.69 参加32校中1位)。初戦でもありエースの冨田選手(防御率0.86)の登板が濃厚。冨田選手は今センバツを代表する左腕。そして、バックも四国大会決勝では失策があったものの、失策は四国大会決勝だけ。守り固い。
一方大阪桐蔭は攻守に隙が無い。《打率.405(参加32校中2位)、防御率《1.41点(参加32校中5位)》
鳴門の懸念材料は徳島の公立高校はコロナ蔓延防止の為、練習試合が禁止。この試合が、秋以降初めての試合となり実践経験を積むことが出来なかった。
その為、大阪桐蔭が勝利すると予測するが、鳴門打線が奮起すると鳴門にも勝機が出てくる。
結果
鳴門 |000|000|100| 1
大阪桐蔭|002|000|01x| 3
投手戦のナイスゲームだった。
鳴門は県の方針で練習自在解禁後も練習試合が出来ず、ぶっつけ本番で望んだセンバツ。ブランクを感じなかった。
一方大阪桐蔭も秋・春連覇。優勝候補筆頭としてのプレッシャーの中、片沢無かった。その様な中、川原選手が9回完投。
その他の対戦
酔っ払いの「つぶやき」
初戦も折り返す左側のトーナメント。好投手 対 打撃自慢の対戦が多い印象。
そして、優勝校筆頭の大阪桐蔭が1回戦最後に登場!今センバツ注目投手の左腕の冨田選手(鳴門)との対戦!初戦最後まで目が離せませんね!
完読!ありがとうございます!