【北信越地区編】夏の甲子園代表校（各県優勝校）予想　～2022年～

2021年度の秋季大会以降の公式戦の試合結果から、北信越地区の2022年度夏季各県大会 優勝校（夏の甲子園代表校）を予測していきます。

長野県

夏季長野県大会：7月9日(土)〜30日(土)予定
参加76チーム
6～7試合連続勝利で優勝

代表校予測

優勝候補は「上田西」か？秋・春でベスト4校が入れ替わる実力が拮抗している長野県大会。

展望

優勝候補筆頭は「上田西」。秋季は優勝校の「松商学園」に準々決勝で敗れたが、春季は県優勝の勢いに乗り北信越準優勝まで勝ち上がった。左腕エースの高梨 匠投手は安定感があり、三振が奪える2年生右腕の権田 成也投手を中心に計算できる投手が複数に揃う。打線も大藪 知隼選手、小川 隼弥選手、ベイグミルザ ダナ選手らを中心に切れ目がない。

対抗1番手は、「都市大塩尻」。秋季は決勝で優勝校の「松商学園」に、春季は準々決勝で優勝校の「上田西」相手に逆転負けの敗退だった。右腕の今野 瑠斗投手、左腕の三澤 俊介投手のWエースを中心に投手層が厚く、守備も固い。公式戦の敗戦は全て1点差ゲーム。打線が粘り強く戦えるか！

昨秋優勝校の「松商学園」は、コロナの影響で練習自粛や主力選手のケガの影響もあり、春は予選で敗退。ノーシードとなったが選手層が揃う。昨夏甲子園を経験している栗原 英豊投手や強打者の石田 憲成選手がケガから復帰し、連覇を目指せるか。共に順当に勝ち上がれば4回戦（3試合目）に「上田西」との対戦が予測される・・・と予測していましたが2回戦（初戦）で「長野日大」に6‐3で敗れました。

春準優勝の「篠ノ井」は浦野 青空投手が投打の中心。打線も派手さはないが選手層が揃い2番手投手がカギになるか。

春季ベスト４の「岡谷南」は、味沢 拓未選手や小口 航生選手を中心に打線が強力。春季大会準決勝では優勝校の「上田西」相手に0‐1の接戦を演じるなど投手陣も安定感が出てきている。

「松本国際」はエース右腕の本間 陸斗投手が復帰し、投手層が厚くなった。今枝 洸太選手を中心に得点能力がある。

秋季3位の「東海大諏訪」や4位の「長野日大」、「日本ウェルネス長野」「佐久長聖」などの私立校が挽回してくるか。

秋季以降の公式戦結果

秋季長野県大会

優勝　 松商学園
準優勝 東京都市大塩尻
　　　　 　決勝戦　●3-4 松商学園
３位 　東海大諏訪
　　　　 　準決勝　●5-6 松商学園
４位　 長野日大
　　　　 　３位決定戦 ●2-8 東海大諏訪
　　　　 　準決勝　　 ●0-7 東京都市大塩尻

春季長野県大会

優勝　 上田西
準優勝 篠ノ井
　　　　 決勝戦　●8-9 上田西
３位 　岡谷南
　　　　 準決勝　●0-1 上田西
４位　 伊那北
　　　　 ３位決定戦 ●2-12 岡谷南
　　　　 準決勝　　 ●4-10 篠ノ井

新潟県

夏季新潟県大会：7月9日(土)〜27日(水)予定
参加71チーム
6～7試合連続勝利で優勝

代表校予測

「日本文理」が大本命。追う「東京学館新潟」「新潟明訓」「帝京長岡」「北越」「中越」は実力が拮抗している新潟県大会。

展望

優勝候補筆頭は「日本文理」。右腕エースの田中 晴也投手が投打で全国レベル。田中投手とともに昨夏甲子園を経験している女房役の竹野 聖智選手や玉木 聖大選手や2年生で投手も兼任する高橋 史佳選手を中心にパンチ力がある強力打線。村越 仁士克投手を中心に田中選手の負担を減らせるかがカギ。

対抗1番手は「新潟明訓」。反町 謙介選手や大滝 快晴選手を中心に打線が強力。川瀬 直投手を中心に安定して投げることが出来るか？

春季優勝校の「東京学館新潟」。中町 龍之介投手がケガから復帰。右下手投げの羽吹 幸隼選手や2年生左腕の涌井 陽斗投手などの投手陣が揃うだけに中町投手の調整具合がカギか？打線は、上村 泰雅選手や古澤 蒼士選手など力のある選手が揃う。

「帝京長岡」も右腕エースの茨木 秀俊投手や、打線では、水瀬 匡亮選手や幌村 黛汰選手、ボーウェイ ジャン選手と選手層は揃っている。2番手以降の投手がカギ。

春季ベスト4の「中越」は、小幡 拳志郎投手に、打線では吉井愛斗選手、秋季優勝校の「北越」は山倉 大武投手に打線では長谷川 泰暉選手と投打に柱になる存在がいる。

秋季以降の公式戦結果

秋季新潟県大会

優勝　 北越
準優勝 日本文理
　　　　 決勝戦　●1-2 北越
３位 　帝京長岡
　　　　 準決勝　●5-6 北越
４位　 東京学館新潟
　　　　 ３位決定戦 ●0-2 帝京長岡
　　　　 準決勝　　 ●6-7 日本文理

春季新潟県大会

優勝　　 東京学館新潟
準優勝　 日本文理
　　　　　 決勝戦 ●7-8 東京学館新潟
ベスト４ 中越
　　　　　 準決勝 ●6-9 東京学館新潟
　　　　 新潟明訓
　　　　 準決勝 ●2-5 日本文理

富山県

夏季富山県大会：7月9日(土)〜29日(金)予定
参加42チーム
5～6試合連続勝利で優勝

代表校予測

「富山一」「富岡商」の2強に「富山商」「氷見」などがリベンジがリベンジなるか富山県大会

展望

優勝候補筆頭は「富山一」。小林 路春投手を中心に力のある球を投げる右腕が揃う。打線も俊足の藤岡 愛斗選手や長打力がある村 亮佑選手など力のある2年生が台頭。投打で選手層の厚さがある。18年から「高岡商」に決勝で敗れ、3大会連続（20年は中止）で準優勝。「高岡商」とは今チームは1勝1敗。共に順当に勝ち上がれば「高岡商」とは決勝戦での対戦となる。今年は壁を乗り越えられるか。

対抗一番手は「高岡商」。桑名 勝投手、川尻 啓人投手の亮右腕を中心に投手層が厚く、1年生からマスクをかぶる近藤 祐星選手の好リードが光る。春季優勝を飾ったが、1、2点差の接戦を勝ち抜いての優勝だった。打線が爆発するか？粘り強く戦えれば、夏の甲子園5大会連続出場が見えてくる。

秋季3位、春ベスト4の「富山商」は県大会では、秋季（富山一）・春季（高岡商）共に優勝校相手に1点差ゲームで敗れ、更に秋季北信越大会でも1点差で星稜に敗れ4強止まり。甲子園まであと一歩に迫るも1点で泣いている。前田 隼弥投手を中心に守備力が安定しているだけに打線の奮起に期待。

秋季4位、春ベスト4の「氷見」も青野 拓海投手や橘 歩睦選手を中心に投打のバランスが良い。

「高岡第一」「砺波工」「新川」「富山国際大付」のブロックは最激戦ブロック。ここを勝ち抜いて覚醒するか？

秋季以降の公式戦結果

秋季富山県大会

優勝　　 富山一
準優勝　 高岡商
　　　　　 決勝戦 ●0-2 富山一
３位 　　富山商
　　　　 　準決勝　●3-4 富山一
４位　 　氷見
　　　　 　３位決定戦 ●4-6 富山商
　　　　 　準決勝　　 ●9-12 高岡商

春季富山県大会

優勝　　 高岡商
準優勝　 富山一
　　　　　 決勝戦 ●0-2 高岡商
ベスト４ 富山商
　　　　　 準決勝 ●3-4 高岡商
　　　　氷見
　　　　 　準決勝 ●1-2 富山一

石川県

夏季石川県大会：7月8日(金)〜25日(月)予定
参加44チーム
5～6試合連続勝利で優勝

代表校予測

投打で充実している「星稜」「日本航空石川」「小松大谷」の3強を「金沢」「遊学館」「鵬学園」が追う金沢大会。

展望

優勝候補筆頭は「星稜」。センバツでも好投をしたマーガード 真偉輝投手や2年生の武内 涼太投手を中心に投手陣は揃っている。捕手の佐々木 優太選手の好リードで更に各投手の良さを引き出せている。角谷 飛雅選手や若狭 遼之助選手を中心に得点能力がある。

対抗1番手は、「日本航空石川」。秋季は準々決勝で「星稜」に7-2で敗れたものの、春季は1‐0でリベンジ。県大会を初制覇した勢いで北信越大会でも初優勝をかざった。投手陣は右腕エースの大久保 真夢投手、2年生左腕の鞠谷 優投手を中心に左右に好投手が揃う。打線も全国レベルの長距離砲の内藤 鵬選手を中心に得点能力が高い。

秋季準優勝、春季ベスト4の「小松大谷」は、北村 怜士選手や中谷 槙吾選手、吉田 創登選手と強打者が揃う。投手陣は右腕の南 彰栄投手に、昨夏甲子園を経験している左腕の岩野 凌太投手と左右の投手が揃う。

春季優勝校の「金沢」は投手陣が右腕エースの本川 大晟投手、左腕の米沢 友翔投手を中心に左右タイプが異なる投手が充実・・・と思っていましたが、3回戦で北陸学園に7‐5で敗退してしまいました。

順当に勝ち上がれば「星稜」と準々決勝で対戦が予測される秋季3位の「遊学館」は、中川　雄斗選手を中心に打撃力があり投手陣の出来がカギとなる。

また、「日本航空石川」と順当に勝ち上がれば準々決勝で対戦が予測される秋季4位の「鵬学園」も野崎 勇一郎投手に打線では浜谷 琉空選手と投打の柱があり力がある。

秋季以降の公式戦結果

秋季石川県大会

優勝　　 星稜
準優勝　 小松大谷
　　　　　 決勝戦 ●5-7 星稜
３位 　　遊学館
　　　　 　準決勝　●6-8 星稜
４位　 　鵬学園
　　　　 　３位決定戦 ●1-4 遊学館
　　　　 　準決勝　　 ●3-13 小松大谷

春季石川県大会

優勝　　 日本航空石川
準優勝　 金沢
　　　　　 決勝戦 ●1-3 日本航空石川
ベスト４ 星稜
　　　　　 準決勝 ●1-0 日本航空石川
　　　　 小松大谷
　　　　 　準決勝 ●3-6 金沢

福井県

夏季福井県大会：7月16日(土)〜28日(木)予定
参加28チーム
4～5試合連続勝利で優勝

代表校予測

秋季優勝校の「福井工大福井」、春優勝校の「啓新」、センバツ出場校の「敦賀気比」「丹生」中心の福井県大会

展望

優勝候補筆頭は「敦賀気比」。昨夏甲子園を経験した上加世田 頼希投手が投打の中心。女房役の渡辺 優斗選手を中心に岡村 颯樹選手、河合 陽一選手、2年生の浜野 孝教選手と打線は高い得点能力がある。懸念材料はコロナの影響で5月中旬頃まで連取が出来なかったこと。投手陣が経験を積むことが出来なかったことがあげられる。しかし、センバツでの不完全燃焼、春季はコロナの影響で準々決勝で辞退と勝利に飢えている。

対抗一番手は、秋季優勝校、春季準優勝校の「福井工大福井」。エース右腕の八木 唯斗選手を中心に2年生右腕の向嶋 大輔投手、投打で期待がかかる向嶋 大輔選手と力のある右腕が揃う。打線も向嶋選手を中心に森内 大奈選手、髙山 貴誉選手など巧打者が揃い切れ目のない打線。エースを温存できる組み合わせで投手起用がかぎになるか。

秋季準優勝、春季優勝校の「啓新」も2校に引けを取らない。左腕の松宮 碧久投手、右腕の黒田 彰太投手を中心に投手層は厚い。打線も投打で活躍が期待される田中 太朗選手や藤村 洸大朗選手など巧打者が揃う。

順当に勝ち上がれば「敦賀気比」と準々決勝で対戦が予測されるセンバツ２１世紀枠の「丹生」も秋季・春季ベスト4、春北信越大会でも新潟1位の東京学館新潟を8-1で破る等力は十分にある。

その他、春季ベスト４の「敦賀工」「美方」「北陸」なども力がある。

秋季以降の公式戦結果

秋季福井県大会

優勝　　 福井工大福井
準優勝　 啓新
　　　　　 決勝戦 ●0-18 福井工大福井
３位 　　敦賀気比
　　　　 　準決勝　●1-6 啓新
４位　 　丹生
　　　　 　３位決定戦 ●3-8 敦賀気比
　　　　 　準決勝　　 ●0-14 福井工大福井

春季福井県大会

優勝　　 啓新
準優勝　 福井工大福井
　　　　　 決勝戦 ●3-7 啓新
ベスト４ 敦賀工
　　　　　 準決勝 ●0-2 啓新
　　　　 丹生
　　　　 　準決勝 ●3-8 福井工大福井

【一覧】夏の甲子園代表校（各都道府県優勝校）予想と結果　～2022年～2021年度の秋季大会以降の公式戦の試合結果から、2022年度夏季各府県大会 優勝校（夏の甲子園代表校）を予測していきます。各地区ごとに詳細を別ページに準備していますので、詳細は「あせて読みたい」をクリックしてご確認ください。...