高校野球

【関東地区編】夏の甲子園代表校(各県優勝校)予想 ~2022年~

2021年度の秋季大会以降の公式戦の試合結果から、関東地区の2022年度夏季各県大会 優勝校(夏の甲子園代表校)を予測していきます。

茨城

本命:明秀日立 / 対抗:土浦日大
参加93チーム(6~7試合)

優勝候補筆頭はセンバツ出場校の「明秀日立」。秋季・センバツで4番を打った武田 一渓選手がケガで春季大会はベンチ外となったが、右腕エースの猪俣 駿太選手に左腕の石川 ケニー選手と投打で活躍が期待できる両選手がチームを牽引し県優勝。関東大会では浦和学院に9‐7で敗れたものの、打力を見せつけた。武田 一渓選手が復帰すれば更にパワーアップする。課題は、猪俣選手、石川選手の投手負担をどれだけ減らせるか。

対抗1番手は「土浦日大」。山田 奏太投手、河野 智輝投手の2枚看板に吉次 悠真選手、香取 蒼太選手、武田 優輝選手のセンターラインも安定している。

春準優勝の「つくば秀英」は、粘り強い野球。野川 唯斗選手や君付 旺介選手が打線のキーマン。塚越 伊織投手や五十嵐 大晟投手など複数人の投手の継投がカギとなる。

強力な投手陣を誇るのは「霞ヶ浦」。秋季は準々決勝で「土浦日大」に1-0で敗れ、春季は3回戦で「つくば秀英」に 4-3で敗れたが、右腕の赤羽 蓮投手、渡辺 夏一投手、木村 優人(2年生)投手、左腕の山田 大河投手と好投手が揃う。打線に勢いが付けば頂点が狙える力がある。

昨夏優勝校の「鹿島学園」も高久 塁選手や船田 琉斗選手、羽鳥 颯選手など甲子園経験者が多数残り打線は強力だ。秋季は「明秀日立」、春季は「霞ヶ浦」に競り負けているだけに4回戦で対戦が予定されている「明秀日立」に勝利すれば一気に頂点に駆け上がる予感も。

栃木

本命:作新学院 / 対抗:国学院栃木
参加58チーム(5~6試合)

優勝候補筆頭はセンバツ出場校の「作新学院」。エース左腕の横尾 潤投手や右腕の菊地 脩斗投手を中心に投手層が厚く、既に1年生右腕の小川 哲平投手も関東大会(山村学園戦)でデビューをしている。菅原 拓選手を中心に切れ目のない打線。

対抗1番手は「國學院栃木」。右腕エースの盛永 智也投手や打線の軸の長田 悠也選手を中心に2年生主体のチーム。春季大会では「佐野日大」に3‐2の失策がらみでの逆転サヨナラ負けだった。夏季は3年生の中川 眞乃介投手が復帰し、投手力だけではなく主将の平井 悠馬選手とともに精神的な支柱が出来たのが大きい。

春季準優勝の「佐野日大」は、丸山 詩温選手や腰塚 孔明選手を中心に得点能力が高いだけに、継投のタイミングがカギとなるか。

群馬

本命:健大高崎 / 対抗:前橋育英
参加61チーム(5~6試合)

優勝候補筆頭は「健大高崎」。清水 叶人選手や佐藤 志龍選手を中心に攻撃力はトップクラス。1年生の森山 竜之輔選手も関東大会デビューし、桐光学園のエース針谷 隼和投手から本塁打を放っている。課題は、横右手投エースの芹沢 一晃投手以外の投手の台頭。

対抗1番手は「前橋育英」。右腕エースの生方 碧莞投手や2年生の岩崎 鈴音投手など投手陣の層が厚い。横倉 拓実選手や岡田 啓吾選手など俊足巧打の選手が揃い機動力がある打線で投打のバランスが良い。

秋季優勝校の「桐生一」は三塚 琉生選手や提箸 優雅選手を中心に長打力がある選手が揃う。左腕の寺門 京佑投手に秋季右腕エースの北村 流音投手がケガから復帰し投打のバランスが良くなってきた。

春季ベスト4の「利根商」も安定感がある右腕の高橋 輝に投打で活躍が期待される内田 湘大選手、大沢 頼輝選手など投打で軸になる選手が揃う。

秋季ベスト4の「関東学園大附」は、エースの堀越 蒼空投手を中心に、馬場 聖翔投手、左腕の須藤 拓也と投手陣が充実している。栗本 慎之介選手を中心に援護できるか?

埼玉

本命:浦和学院 / 対抗:山村学園
参加147チーム(7~8試合)

優勝候補筆頭は「浦和学院」。センバツで活躍した左腕エースの宮城 誇南投手や金田 優太選手だけではなく、芳野 大輝投手、浅田 康成投手が春季関東大会で好投。打線も高山 維月選手、伊丹 一博選手、鍋倉 和弘選手も好調で圧倒的な戦力を誇る。犠打や走塁面でも更に進化し大本命。

対抗1番手は「山村学園」。リードオフマンの井上 翔汰選手や決定力がある坪井 蒼汰選手や酒井 大輝選手を中心に得点能力が高い打線。投手陣も山田 翼選手や佐藤 実倫投手を中心に粘り強い投手が揃う。

秋季準優勝の「花咲徳栄」も山田 慎之介選手や藤田 大清選手、2年生の柴田 樹選手を中心に打線は強力。エース右腕金子 翔柾投手が復帰したが2番手以降の投手がカギか?

秋季・春季共に「浦和学院」に敗れベスト4だった「上尾」も捕手の金丸 健司選手を中心に・・・と思っていましたが、4回戦で「昌平」に9‐1で敗れました。

順当に勝ち上がれば4回戦で「上尾」と対戦が予測されるノーシードの「昌平」もしくは「春日部共栄」も力がある。

昌平」春季はコロナの影響で辞退しノーシードだが、川島 新大投手や渋谷 真宣投手、左腕の川久保 匠投手を中心に投手層が厚く足を絡めた攻撃で得点能力が高い。

春日部共栄」は、・・・と思っていましたが、2回戦で「昌平」に6‐1で敗れました。

更に順当に勝ち上がれば5回戦で「上尾」と対戦が予測される「聖望学園」も岡部 大輝投手や北原 鷹門投手、左腕の東山 陽紀投手など投手層が厚い。上石 航大選手や三井 颯大選手らが援護できるか?

武南」の石橋 凪仁投手、「浦和麗明」吉川 悠斗投手、「川越東」伊藤 匠海投手、「西武台」渡邊 新太投手は県内屈指の好投手。2番手投手の奮起によっては、頂点が見えてくる。

その他、春季ベスト4の「市川越」や「浦和実業」も投打のバランスが良い。

千葉

本命:木更津総合 / 対抗:拓大紅陵
参加153チーム(7~8試合)

優勝候補筆頭は「木更津総合」。春季は銚子商に敗れベスト4となったが、センバツで好投した右腕エースの越井 颯一郎投手を中心に金綱 伸悟投手など投手層が厚い。打線も山田 隼選手を中心に2年生の水野 岳斗選手ら下級生も成長。打線も厚みが増している。

対抗1番手は、秋季準優勝、春季ベスト4の「拓大紅陵」。エース右腕の小堺 心温投手、嶋田 翔太投手を中心に投手陣が揃い、中村 瑠斗選手や四十住 海都選手、2年生の菰田 朝陽選手など巧打者が揃う。

春季優勝校の「市立船橋」は左腕エースの森本 哲星投手や右腕の坂本 崇斗投手など好投手が揃う。捕手の片野 優羽選手の好リードだけではなく、長打力があり、森本 哲星投手の双子の兄の森本 哲太選手は3拍子揃った選手。投手陣を援護したい。

木更津総合」や「習志野」を破って春季準優勝の「銚子商」は、主将の関根 大翔選手を中心に春季は打線が活発だった。右腕の飯島 聖矢投手、左腕の関根 大翔投手の左右の投手が揃い古豪復活となるか?

秋・春とベスト8止まりだが「習志野」も選手層が厚い。エースの鈴木 良麻投手や古賀 海音投手、関 順一郎投手の右腕3本柱は完投能力があり、栗原 政悟選手などを中心に得点能力はある。

その他「専大松戸」や「中央学院」「東海大浦安」「成田」などの私立校も選手層は厚く巻き返しを図れるか?

東東京

本命:関東一 / 対抗:二松學舍大付
参加127チーム(6~8試合)

優勝候補筆頭は「関東一」。秋季は「二松學舍大付」に敗れベスト4、春季は「二松學舍大付」にリベンジをし都大会優勝、関東大会でも2試合コールド勝をし準優勝。井坪 陽生選手の長打力や俊足の柳瀬 冬和選手、増尾 己波選手ら打線が活発だった。左腕エースの桝川 颯太に腰痛から復帰した右腕の成井 颯投手、投打で期待できる井坪 陽生選手など投手陣は充実している。

対抗1番手は「二松學舍大付」。センバツ以降調子を落としていた左腕エースの布施 東海投手が復調傾向。左腕の辻 大雅投手も台頭し始め、センバツで好投した右腕の大矢 青葉投手と共に投手陣の層が厚くなった。打線もU18候補に選ばれている瀬谷 大夢選手が勝負強く瀬谷選手の前にランナーを貯められるか?

帝京」も戦力が整いつつある。2年生右腕エースの高橋 蒼人投手がセンバツ4強の「國學院久我山(西)」を完封。秋季のリベンジを果たした。右腕の佐久間 光正投手や2年生左腕の安藤 翔投手と投手陣が揃う。打線も小島 慎也選手や渡邊 礼選手、大塚 智也選手などパワーヒッターが揃い一発で試合の流れを変えられる。

その他「修徳」「明大中野」の私立高や都立の雄「小山台」など投打のバランスが良いチームが多数。

西東京

本命:東海大菅生 / 対抗:國學院久我山
参加125チーム(6~8試合)

優勝候補筆頭は「東海大菅生」。捕手の福原 聖矢選手や鈴木 悠平選手、小池 祐吏選手を中心に昨夏の甲子園を経験した選手が揃う打線は強力。右腕エース・鈴木泰成投手も復帰。練習試合だが、「大阪桐蔭」相手に5回まで3安打の無失点。チームもその後10‐1の大勝!チームに勢いがある。

対抗1番手はセンバツベスト4の「國學院久我山」。下川辺 隼人選手を中心に、齋藤 誠賢選手や2年生の木津 寿哉選手など小技・走塁と一瞬の隙に付け込み劣勢になっても流れを持ってこれる打者が揃う。投打で活躍が期待される右腕の成田 陸選手を中心に、左腕の渡邉 建伸投手や松本 慎之介投手などセンバツで活躍した選手の継投がカギとなる。

東海大菅生」を秋季・春季に破っている「日大三」も実力十分。「東海大菅生」「國學院久我山」とは別ブロックとなり、両校との対戦は決勝。エース右腕の矢後 和也投手に左腕の松藤 孝介投手など投手陣が揃い、藤巻 一洸選手や大川 智矢選手、富塚 隼介選手、浅倉 大聖選手など伝統の強打力は健在。

共に順当に勝ち上がれば5回戦で「國學院久我山」と対戦が予測される「八王子」がダークホース的な存在。片山 悠真投手や佐野 シモン投手、星野 翔太投手の3柱が形成出来たら強力。

その他、「早稲田実」や「日大鶴ケ丘」などの私学も選手層が厚い!

神奈川

本命:東海大相模 / 対抗:桐光学園
参加170チーム(7~8試合)

優勝候補筆頭は秋季の優勝校「東海大相模」。春季は準優勝校の「桐蔭学園」に敗れベスト8だったが選手層が厚い。右腕の求 航太郎投手、庄司 裕太投手、左腕の南 琉人選手ら好投手が揃い。武井 京太郎選手や百崎 蒼生選手、笹田 海風選手など巧打者も揃い選手層は県内トップレベル。

対抗1番手は春季優勝校の「桐光学園」。エース右腕の針谷 隼和投手や左腕の高橋 琉士投手、2年生右腕の中平 陽翔投手を中心に投手陣が揃ってきた。長打力のある石井 嘉朗選手だけではなく篁 哲郎選手など巧打者も揃い得点能力は高い。

桐蔭学園」は「東海大相模」を破り春季大会準優勝。・・・と思っていたら4回戦で「慶応」に7‐5で敗退しました。

昨夏王者の「横浜」は今チームは結果が出ていないが、甲子園を経験している2年生エース杉山 遥希投手や打線の中心の緒方 漣選手など3年生の奮起でチームの勢いが出てきそう。

その他、「慶応」や「横浜商大」などの私学も選手層が厚い!

山梨

本命:山梨学院 / 対抗:東海大甲府
参加33チーム(5~6試合)

優勝候補筆頭は秋季・春季県大会連覇でセンバツ出場校の「山梨学院」。絶対的なエースの榎谷 礼央投手が健在、山田 悠希投手や武藤 大地投手も計算ができ投手陣が厚くなった。センバツを経験したリードオフマンの鈴木 斗偉選手や2年生の髙橋 海翔を中心に下級生の台頭でさらに打線に厚みが増している。

対抗1番手は「東海大甲府」。秋季・春季共に「山梨学院」に敗れてベスト4。順当に勝ち進めば「山梨学院」とは準決勝。森木 千汰郎投手、 山口 優星投手の右腕投手投手は安定感がある。猪ノ口 絢太選手や乙黒 颯斗選手が打線で流れを付けられるか。

春季準優勝校で「山梨学院」「東海大甲府」とは決勝での対戦になる「甲府城西」はエースの・・・と持っていましたが、3回戦で「甲府工」に4-3で敗退しました。

帝京三」「日本航空」など私立高選手層は厚い。

夏の甲子園 出場校予測
【一覧】夏の甲子園代表校(各都道府県優勝校)予想と結果 ~2022年~2021年度の秋季大会以降の公式戦の試合結果から、2022年度夏季各府県大会 優勝校(夏の甲子園代表校)を予測していきます。各地区ごとに詳細を別ページに準備していますので、詳細は「あせて読みたい」をクリックしてご確認ください。...

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