2023年春の選抜優勝校予測で対抗1番手に予測している大阪桐蔭。
明治神宮大会(高校の部)を史上初の2連覇を達成し、選抜に挑む大阪桐蔭。
2001年以降に明治神宮大会で優勝し、春の選抜でも優勝できた高校は昨年の大阪桐蔭、2002年の報徳学院のみ。秋の各地方大会から春の選抜まで公式戦無敗でトーナメントを勝ち上がるのは至難の業。
今年も戦力が揃い実力はトップクラス。この偉業に2年連続ので達成なるか!
今回は第95回(2023年)選抜高校野球に出場する大阪桐蔭を紹介!
※ 3/31の試合結果を追記しました。
大阪桐蔭の評価(2023年選抜高校野球)
A
A:4校 B:6校 C:16校 D:6校 E:4校
各紙の評価(3段階評価)
スポーツ報知 A
スポーツニッポン A
サンケイスポーツ A
日刊スポーツ A
大阪桐蔭の2023年(第95回)選抜高校野球
2回戦:勝利
敦賀気比 戦(福井1位/北信越2位)
3月20日(月)
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | |
敦賀気比 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 |
大阪桐蔭 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 3 |
前田投手が14奪三振完投勝利!
3回戦:勝利
能代松陽 戦(秋田1位/東北4強)
3月27日(月)
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | |
能代松陽 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
大阪桐蔭 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | X | 1 |
2安打ながらスクイズでの1得点を逃げ切り。
準々決勝:勝利
東海大菅生 戦(東京1位)
3月29日
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | |
東海大菅生 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 |
大阪桐蔭 | 0 | 0 | 4 | 0 | 1 | 1 | 0 | 0 | X | 6 |
準決勝:敗戦
報徳学園 戦(兵庫1位/近畿2位)
3月31日
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | |
大阪桐蔭 | 0 | 0 | 5 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 5 |
報徳学園 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 3 | 2 | 0 | 7 |
試合の展望は →こちらをご覧ください
大阪桐蔭の強さ
世代NO1投手 前田 悠伍投手の存在
1年の明治神宮大会からエース級の活躍をしている前田投手。
昨年の春の選抜、夏の甲子園で計4試合(22回3/1)に登板し、防御率1.21。奪三振も投球回を上回る36奪三振。
自責点がついたのは、下関国際戦1試合のみ。公式戦唯一の黒星もこの試合のみ。夏に悔しい思いも経験した。
新チームではバランスを崩し制球の乱れがあったものの、公式戦12試合(88回)に登板し、防御率1.13。奪三振も102奪三振と圧倒した。
球速などのポテンシャルだけではなく、大舞台での実績も世代ナンバーワンの結果を残し、不調時でも負けない投球ができる。
前田投手の甲子園での成績
試 | 回 | 率 | 三振 | 死四 | 自責 | |
春 | 2 | 13 | 0.00 | 13 | 2 | 0 |
夏 | 2 | 9 1/3 | 2.89 | 23 | 2 | 3 |
計 | 4 | 22 1/3 | 1.21 | 36 | 4 | 3 |
投手層が厚い
昨年の春の選抜で登板している南 恒誠投手。前田投手と比較すると実績こそ劣るものの、他校ではエース級の実力の持ち主。最速145キロののストレートをリズムよく投げ込む。
松井 弘樹投手や1年生の境 亮陽投手、南 陽人投手は140km超えのストレートを投げる右腕投手。
藤井 勇真投手は、変化球の制球が良い技巧派左腕。
経験は少ないがポテンシャルが高い選手層
夏の甲子園で、ベンチ入りをしていたのは、村本 勇海選手のみ。代打での出場のみで先発出場はなかった。
新チームは野手陣総入れ替えになり、守備面やバント失敗等の粗さはあるものの結果的に明治神宮大会を含め公式戦5連勝。明治神宮大会(高校の部)史上初の2連覇を達成した。
DeNAからドラフト1位指名を受けた松尾捕手の後釜に座るのは南川 幸輝捕手。秋季大会公式戦では打率.412を記録し、チームトップの打点17と伝統の強打の捕手を継承している。
2番に入る山田 太成選手は俊足を生かしたチャンスメイクだけではなく、勝負強く打率.439、打点16を記録した。
1年生からも注目選手が出てきている。
徳丸 快晴選手はレギュラーに定着しただけではなく、3番位入り打率.309、打点は17と南川選手とチーム1位タイ。練習試合を含めれば4本塁打を放ちパワーもある。
守備に課題は残すもののラマル ギービン ラタナヤケ選手もパワーは世代トップクラス。レギュラー獲得には至らなかったが、公式戦で4番出場も経験し今後の活躍が期待される。
昨年と比較すると、秋季時点では打線の迫力に欠けた印象がある。しかし、上記選手だけではなく、小川 大地選手や村本 勇海選手などからも公式戦本塁打や、各選手がここぞの集中打をみせ、怖い打者が揃っている。
課題
秋季終了時点でも総合力は全国トップクラス。
上記に挙げたように、守備面やバント等の細かな点が修正されれば隙がなくなり、春の選抜では、昨年のチーム同様に圧倒的な勝ち上がり方で2連覇達成ができる。
大阪桐蔭の新チーム成績
秋季大会の投打成績
順位:選抜出場校36校中1試合平均の順位
15試合 | 平均 | 順位 | |
打率 | .337 | – | 13位 |
得点 | 125 | 8.33 | 6位 |
本塁打 | 4 | 0.27 | 20位 |
盗塁 | 6 | 0.40 | 36位 |
防御率 | 1.46 | – | 11位 |
失点 | 27 | 1.80 | 7位 |
失策 | 14 | 0.93 | 19位 |
各選手の成績
打撃成績(練習試合を含む)
※ 明治神宮大会:決勝戦 広陵戦の打順、守備位置
打順 打席 | 選手名 学年 | 守 | 成績 |
1 右 | 小川 大地 2年 | 遊 | 打率.287 打数101 安打29 試29 本2 盗2 失7 |
2 左 | 山田 太成 2年 | 左 | 打率.410 打数117 安打48 試28 本1 盗8 失1 |
3 左 | 徳丸 快晴 1年 | 右 | 打率.312 打数109 安打34 試30 本4 盗0 失2 |
4 左 | 南川 幸輝 2年 | 捕 | 打率.446 打数112 安打50 試30 本2 盗3 失4 |
5 右 | ラマル 1年 | 三 | 打率.224 打数58 安打13 試23 本3 盗0 失5 |
6 右 | 長澤 元 2年 | 中 | 打率.425 打数73 安打31 試28 本1 盗1 失0 |
7 右 | 八瀬山 大悟 2年 | 一 | 打率.409 打数22 安打9 試18 本0 盗0 失3 |
8 左 | 村本 勇海 2年 | 二 | 打率.336 打数122 安打41 試30 本1 盗0 失3 |
9 右 | 南 恒誠 2年 | 投 | 打率.125 打数8安打1 試12 本0 盗0 失0 |
– 左 | 前田 悠伍 2年 | 投 | 打率.357 打数42 安打15 試15 本1 盗0 失1 |
– 右 | 佐藤 夢樹 2年 | 内 | 打率.264 打数91 安打24 試29 本1 盗0 失4 |
– 左 | 岸本 真生 2年 | 内 | 打率.268 打数56 安打15 試28 本2 盗1 失3 |
– 右 | 川口 海偉 2年 | 捕 | 打率.396 打数53安打21 試17 本1 盗0 失4 |
– 右 | 松井 弘樹 2年 | 内 | 打率 - 打数0 安打0 試0 本0 盗0 失0 |
– 左 | 境 亮陽 1年 | 投 | 打率.474 打数19 安打9 試17 本1 盗1 失0 |
– 左 | 南 陽人 1年 | 投 | 打率.000 打数3 安打0 試7 本0 盗0 失0 |
– 右 | 笹井 知哉 2年 | 内 | 打率.231 打数13 安打3 試13 本0 盗1 失0 |
– 左 | 藤井 勇真 2年 | 投 | 打率.000 打数1 安打0 試0 本0 盗0 失0 |
投手成績(練習試合を含む)
選手名 学年 | 成績 | |
左 | 前田 悠伍 2年 | 防御率1.10 試15 106回 奪三振132 与四死球29 |
右 | 南 恒誠 2年 | 防御率1.80 試13 20回 2/3 奪三振46 与四死球16 |
右 | 松井 弘樹 2年 | 防御率0.87 試13 48回 奪三振13 与四死球10 |
右 | 南 陽人 1年 | 防御率3.93 試8 16回 奪三振12 与四死球13 |
対戦成績
30試合27勝2敗1分
公式戦:15戦15勝
試合結果
★は2023選抜出場校
日付 | 勝敗 | スコア | 対戦相手 | 都道府県 秋季成績 |
8/22 | ○ | 7-5 | ★社 練習試合 | 兵庫 3位 |
8/22 | ● | 2-4 | ★社 練習試合 | 兵庫 3位 |
8/24 | ○ | 15-1 | 小松大谷 練習試合 | 石川 4位 |
8/24 | ○ | 7-2 | 小松大谷 練習試合 | 石川 4位 |
8/25 | ○ | 5-3 | 八王子 練習試合 | 東京 予選敗退 |
8/27 | ○ | 6-0 | 日本福祉大附 練習試合 | 愛知 1回戦敗退 |
8/28 | ○ | 13-3 | 滝川二 練習試合 | 兵庫 8強 |
8/28 | ○ | 15-4 | 滝川二 練習試合 | 兵庫 8強 |
8/30 | ○ | 8-1 | 高田商 練習試合 | 奈良 2位 |
8/30 | ● | 2-7 | 高田商 練習試合 | 奈良 2位 |
9/3 | 〇 | 16-0 | 桜塚 大阪大会 | 大阪 2回戦 |
9/4 | ○ | 6-5 | 神戸弘陵 練習試合 | 兵庫 初戦敗退 |
9/4 | ○ | 10-5 | 市和歌山 練習試合 | 和歌山 8強 |
9/11 | ○ | 4-0 | 興國 練習試合 | 大阪 16強 |
9/11 | ○ | 15-1 | 近大高専 練習試合 | 三重 8強 |
9/18 | 〇 | 8-0 | 大商大高 大阪大会 | 大阪 3回戦 |
9/25 | 〇 | 11-0 | 春日丘 大阪大会 | 大阪 4回戦 |
9/28 | 〇 | 8-3 | 東海大仰星 大阪大会 | 大阪 5回戦 |
10/2 | – | 4-4 | 近大付 練習試合 | 大阪 16強 |
10/8 | 〇 | 12-0 | 東大阪大柏原 大阪大会 | 大阪 準々決勝 |
10/9 | 〇 | 10-2 | 関西創価 大阪大会 | 大阪 準決勝 |
10/12 | 〇 | 7-0 | ★履正社 大阪大会 | 大阪 決勝 |
10/23 | 〇 | 6-3 | 神戸国際大附 近畿大会 | 兵庫2位 1回戦 |
10/30 | 〇 | 9-4 | ★彦根総合 近畿大会 | 滋賀1位 準々決勝 |
11/3 | 〇 | 5-3 | ★龍谷大平安 近畿大会 | 京都3位 準決勝 |
11/5 | 〇 | 1-0 | ★報徳学園 近畿大会 | 兵庫1位 決勝 |
11/18 | 〇 | 9-1 | ★東邦 明治神宮大会 | 東海1位 1回戦 |
11/20 | 〇 | 12-2 | ★クラーク国際 明治神宮大会 | 北海道1位 準々決勝 |
11/21 | 〇 | 5-4 | ★仙台育英 明治神宮大会 | 東北1位 準決勝 |
11/24 | 〇 | 6-5 | ★広陵 明治神宮大会 | 中国1位 決勝 |
練習試合解禁後(3/4以降)の練習試合
2023年センバツ高校野球。
皆さんの優勝校候補はどの高校ですか?
完読!ありがとうございます!