夏の甲子園(第104回全国高等学校野球選手権大会)!今回は大会2日目の試合の展望、勝利校予測をしていきます。大会2日目は、八戸学院光星 vs 創志学園、愛工大名電 vs 星稜、鶴岡東 vs 盈進、近江 vs 鳴門の4試合です。
八戸学院光星(青森) vs 創志学園(岡山)
両校の比較
1試合平均の成績
八戸学院光星 vs 創志学園
打率:.293 vs .387
得点:5.2 vs 7.6
本塁:0.6 vs 0.0
盗塁:0.6 vs 1.6
犠打:3.2 vs 2.2
失策:0.4 vs 0.2
失点:2.6 vs 1.6
4紙の評価
八戸学院光星 vs 創志学園
スポニチ B vs B
サンスポ B vs B
報知 B vs B
日刊 B vs B
試合の展望
「八戸学院光星」は、県外出身者が多い中、打線を引っ張るのは野呂 洋翔選手と織笠 陽多選手の青森県出身者。織笠 選手は、準々決勝の「東奥義塾」戦で満塁本塁打、決勝でも本塁打を放つなどパワーもある。投手陣は、エースナンバーを付ける洗平 歩人投手や最多回数を投げた左腕の渡部 和幹投手を中心に6投手が継投で勝ち上がってきた。
一方、「創志学園」は、右腕エース岡村 洸太郎投手が全5試合(39回中38回)を、ほぼ1人で投げ抜いた。打線は本塁打こそ出なかったものの、主将の横井 寿海選手が打率.421、その他、.409の金田 恭汰選手をはじめ、打率.4割割超えが6人と切れ目のない打線。エースの岡村 投手もチームトップの8打点と投打で引っ張ってきた。
勝利校は、切れ目のない打線の「創志学園」と予測するが、「八戸学院光星」も粘り強く攻撃が出来るか?
「創志学園」の長沢監督が、今夏限りでの退任予定。
結 果
「創志学園」は、初回以外は1死になる前に出塁しチャンスを作るも1本がでず、11安打で3得点。
一方「八戸学院光星」12安打で7得点。2本のタイムリーヒットを放った野呂 洋翔選手を中心に勝負強さがあった。
「八戸学院光星」は、県大会同様に継投となったが、各投手が再三のピンチを粘りの投球で一イニングでの複数得点を与えず、相手に流れを作らせなかった。
結果は7‐3で「八戸学院光星」が勝利。
「創志学園」の長沢監督が、この試合を最後に勇退。お疲れ様でした。
愛工大名電(愛知)vs 星稜(石川)
両校の比較
1試合平均の成績
愛工大名電 vs 星稜
打率:.423 vs .331
得点:9.5 vs 6.8
本塁:1.33 vs 0.2
盗塁:2.5 vs 1.6
犠打:0.8 vs 1.2
失策:1.2 vs 0.6
失点:2.0 vs 1.2
4紙の評価
愛工大名電 vs 星稜
スポニチ B vs B
サンスポ B vs B
報知 B vs B
日刊 B vs B
試合の展望
「愛工大名電」は6人が本塁打を放ち6試合で8本塁打。エース有馬 伽久投手、伊藤 基佑選手、美濃 十飛選手が打率5割を超え、チーム打率は.423と強力打線。機動力もある。投手陣は左腕エース有馬 投手が決勝で完投しているが、山田 空暉投手などの好投手も揃い継投の準備も出来ている。
一方「星稜」は、センバツでも好投したマーガード・真偉輝・キアン投手、武内 涼太投手が安定感抜群。打線は、リードオフマンの永井 士航選手が、チームトップの打率.471。俊足の巧打者。2番の垣淵 祥太朗選手も4割を超えチャンスメイクをしてきた。
勝利校は、今チームで大きな大会での経験の差で「星稜」と予測する。「愛工大名電」も地力があり序盤で主導権を握れるかがポイント。
結 果
「愛工大名電」は、昨夏の甲子園を経験している1番加藤 蓮選手が全打席で出塁(4打数4安打1四球)。チームに勢いを付けた。チームもマーガード投手が立ち直るきっかけを与えず、1,2回で10得点と一気に勝負を付けた。
「星稜」も11安打するも2得点のみ。序盤の大量失点の影響からか、攻守ともに焦りが見えた。
結果は14‐2で「愛工大名電」が勝利。
鶴岡東(山形)vs 盈進(広島)
両校の比較
1試合平均の成績
鶴岡東 vs 盈進
打率:.411 vs .376
得点:7.4 vs 9.4
本塁:0.2 vs 0.28
盗塁:2.4 vs 2.9
犠打:3.0 vs 1.7
失策:0.2 vs 1.0
失点:0.4 vs 1.4
4紙の評価
鶴岡東 vs 盈進
スポニチ B vs B
サンスポ B vs B
報知 C vs B
日刊 B vs B
試合の展望
「鶴岡東」は決勝戦以外全て完封でコールド勝ちを収めて勝ち上がってきた。投手陣は、右横手投げの小林 廉投手や、渡辺 千尋投手、左腕の矢部 充稀投手など安定感がある。打線もチームトップの打率.571を記録した土屋 奏人選手をはじめ、7人が4割を超えた。どの打順でも得点することが出来る。
一方、「盈進」も向井 勇投手を中心に安定感ある投手が揃い継投で勝ち上がってきた。機動力を使った攻撃ができ、3番秋田 浩侑選手が打率.615とチームトップ。打点トップは7番の奥信 武憲選手が13打点と下位からでも得点が出来る。
勝利校は、守備力の差で「鶴岡東」と予測する。「盈進」は機動力で相手を揺さぶれるか?
結 果
乱打戦となったこの試合では、「鶴岡東」は12安打をし、土屋 奏人選手が2本塁、前田選手にも本塁打が出るなど計3本塁打を記録。
「盈進」も6点先行されるも「鶴岡東」を上回る13安打で7得点。
両校、守備で固さがあり、失策が多くどちらも失策が多く、投手陣に伝染した印象。
結果は失策が少なかった「鶴岡東」が12‐7で勝利。
近江(滋賀)vs 鳴門(徳島)
両校の比較
1試合平均の成績
近江 vs 鳴門
打率:.350 vs .419
得点:7.2 vs 8.5
本塁:0.6 vs 0.25
盗塁:0.8 vs 0.0
犠打:3.4 vs 2.8
失策:1.2 vs 0.3
失点:2.0 vs 1.0
4紙の評価
近江 vs 鳴門
スポニチ A vs B
サンスポ A vs B
報知 A vs B
日刊 A vs B
試合の展望
センバツ準優勝の「近江」。エースの山田 陽翔投手は、今大会屈指の好投手。県大会でも22回投げて奪三振28、失点も1点と安定感抜群。打線はセンバツでも活躍した清谷 大輔選手が打率.500、中瀬 樹選手が打率.467と高打率をマーク。
一方、「鳴門」のエース左腕の冨田 遼弥投手も今大会屈指の左腕投手。夏は全4試合を完投。打線は4番の前田 一輝選手が県大会で不調だったが、チーム打率は.419。豊田 凌平選手が打率チームトップの打率.643を記録。主将の三浦 鉄昇選手も打率.500を記録し、打点がチームトップの6点。不調だった前田 選手の復調に期待。
勝利校は、劣勢を撥ね退けた経験の差で「近江」と予測するが、共に好投手の今試合。攻守のミスに結果は左右されると予測。
結 果
「近江」は序盤記録にならない失策を含め、守備の固さが印象だったが、打撃で挽回。
両エース、序盤に制球が定まらない中、「近江」の山田 陽翔投手は腕を振り、「鳴門」の冨田 遼弥投手は、コントロールを重視!
結果、修正した山田 陽翔投手が1,2回に2失点するも8回投げて被安打4、13奪三振。守備では固さがあった「近江」打線だが、打席では冷静で毎回塁にでて冨田 遼弥投手にプレッシャーを与えた。
結果8‐2で「近江」が勝利。
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勝利校は「鶴岡東」と予測
→勝利校は「鶴岡東」