夏の甲子園(第104回全国高等学校野球選手権大会)!2回戦に突入!今回は大会6日目の試合の展望、勝利校予測をしていきます。
仙台育英 vs 鳥取商
両校の比較
1試合平均の成績
仙台育英 vs 鳥取商
打率:.345 vs .279
得点:6.4 vs 7.3
本塁:0.0 vs 0.25
盗塁:4.8 vs 2.8
犠打:3.4 vs 2.5
失策:0.4 vs 0.8
失点:1.0 vs 0.8
4紙の評価
仙台育英 vs 鳥取商
スポニチ A vs C
サンスポ A vs C
報知 B vs C
日刊 B vs C
注目選手・試合の展望
「仙台育英」は、投手力が全国トップクラス。エース左腕の古川 翼投手が、県大会14回2/3投げて2失点18奪三振と奪三振率が高く、最多回数を投げた2年生右腕の高橋 煌稀投手も16回1/3投げて3失点14奪三振、与四死球は0と制球力がある。打線は、1試合平均の盗塁が4.8と機動力や犠打を使ってチャンスを作る。チームトップの打率を記録したのが2年生の橋本 航河選手で.667。4番に座る2年生の斎藤陽選手も.444と勝負強い。
一方「鳥取商」は、エース岩﨑 翔投手と2年生の山根 汰三投手を試合中に小刻みに継投して相手打線を封じる。チームトップの打率を記録したのが前田 笑選手の.500。リードオフマンの田中 陸斗選手も.471と出塁率が高くチームに勢いを付けられるか。
両校ともに投手陣の立ち上がりに注意したい。勝利校は攻撃力の差で「仙台育英」と予測する。タフさは「鳥取商」が勝り、終盤まで競った展開に持ち込めれば「鳥取商」に勝機がある。
結果
序盤は「仙台育英」がチャンスを作るも、「鳥取商」山根 汰三の粘りの投球で得点できず、「仙台育英」にとって嫌な流れだったが、「仙台育英」 2年生右腕 高橋 煌稀投手の快投(5回 被安打1)で払拭。
均衡が破れたのは6回 「仙台育英」が一挙5得点。
終わってみれば、「仙台育英」は登録メンバー全員が甲子園でプレーをし16安打で10得点。投手陣も5投手が登板し、失点0,被安打2、与四死球2、奪三振13。全投手が奪三振を記録した。
高松商 vs 佐久長聖
両校の比較
1試合平均の成績
高松商 vs 佐久長聖
打率:.438 vs .364
得点:10 vs 7.3
本塁:0.6 vs 0.0
盗塁:4.6 vs 3.6
犠打:4.0 vs 3.9
失策:0.6 vs 0.3
失点:3.6 vs 1.6
4紙の評価
高松商 vs 佐久長聖
スポニチ B vs B
サンスポ B vs B
報知 B vs C
日刊 B vs B
注目選手・試合の展望
「高松商」は、チーム打率.438と攻撃力が高い。1番の浅野 翔吾選手は今大会No.1スラッガー。県大会の打率は.571、本塁打3本を記録した。浅野選手の前後を打った2年生の横井 亮太選手、井櫻 悠人選手も.531と高打率を残し、先発メンバーの内5人が5割を超えた。左腕エース渡辺 和大投手を中心に投手陣も安定している。
一方、「佐久長聖」は、エースの小北 圭亮投手と昨秋エースナンバーを背負い最多回数を投げた広田 龍星投手の2枚看板が安定感ある。攻撃陣は機動力もあり、犠打やバスター、スクイズなど小技で相手に揺さぶりをかけるのが上手い。主将で4番の寺尾 拳聖選手は打率.423 チームトップの10打点。チームトップの打率は3番の岡田 昂大選手の.462。リードオフマンの2年生藤沢 直輝選手が.435と上位打線に力がある。
勝利校は攻撃力の差で「高松商」と予測する。「佐久長聖」も接戦に持ち込めれば「佐久長聖」に勝機がある。
結果
序盤は「高松商」がチャンスを作るも、「佐久長聖」廣田 龍星の粘りの投球で得点できず、中盤の4回、5回に互いに得点。6回終了時で5‐2で負けていた「佐久長聖」も持ち味の機動力でプレッシャーをかけ続け、勝機があった。
「佐久長聖」の流れを断ち切ったのは7回の浅野 翔吾選手の2本目の本塁打。
終わってみれば、「高松商」が14‐4の快勝。浅野 翔吾選手は6打席4打数3安打2本塁打2四死球4打点。本田 倫太郎選手にも本塁打だ出るなど「高松商」の打力は凄まじかった。
明徳義塾 vs 九州国際大付
両校の比較
1試合平均の成績
明徳義塾 vs 九国大付
打率:.331 vs .356
得点:6.0 vs 7.1
本塁:0.5 vs 0.85
盗塁:1.8 vs 0.6
犠打:2.8 vs 2.7
失策:0.8 vs 1.0
失点:2.8 vs 1.4
4紙の評価
明徳義塾 vs 九際大付
スポニチ B vs A
サンスポ B vs A
報知 B vs A
日刊 B vs A
注目選手・試合の展望
「明徳義塾」は、左腕の吉村 優聖歩投手と右腕の矢野 勢也投手の2枚看板。共に横手から投げる変則投手で完投能力もある。打率トップは主将の池邉 由伸選手で打率.429、打点4を記録。過去10年で夏の甲子園(20年は中止)に8回出場しているが初戦敗退は1回のみと、初戦に強い。
一方「九州国際大付」は、センバツでも制球力の高さを証明した香西 一希投手。そして香西投手が不在の中、夏季大会で2年生の池田 悠舞投手が急成長。夏の甲子園ではエースを背負う。打線は、センバツでBig4と呼ばれた佐倉 俠史朗選手が打率.500、本塁打3本とチームトップ。同じく2年生のリードオフマン隠塚 悠選手も.458とチームに勢いを付けた。U18代表候補に選出されている黒田 義信選手や野田 海人選手も巧打者が揃う。
競った展開では「九州国際大付」が優位と見る。五部の戦いになると予測していたが、コロナの影響で2名の入れ替え、陽性だった選手のコンディションがどのように影響してくるか?
結果
「明徳義塾」の吉村 優聖歩投手と「九州国際大付」の香西 一希投手との見ごたえある投手戦だった。
「明徳義塾」は、3回に四球で出たランナーを得点圏に送り、井上 航輝選手のタイムリーで先制。しかし、その裏に「九州国際大付」が追いつき流れを渡さなかった。
「九州国際大付」の決勝点は、4回。強打者の黒田 義信選手のセフティーバント。「明徳義塾」野手の虚を突かれ、失策を誘い1得点。結果、「九州国際大付」がこの1点を守り、2‐1で勝利。
「明徳義塾」の吉村 優聖歩投手も8回1自責点だった。
下関国際 vs 富島
両校の比較
1試合平均の成績
下関国際 vs 富島
打率:.325 vs .264
得点:7.2 vs 5.4
本塁:0.4 vs 0.2
盗塁:1.8 vs 1.2
犠打:2.4 vs 1.6
失策:1.0 vs 1.0
失点:2.0 vs 0.6
4紙の評価
下関国際 vs 富島
スポニチ B vs B
サンスポ B vs B
報知 B vs C
日刊 C vs C
注目選手・試合の展望
「下関国際」は、エース左腕の古賀 康誠投手。最多回数を投げた仲井 慎選手、初戦で登板した松尾 勇汰投手と140キロ台の直球を持つ投手が3人揃う。打線は奥山晃大選手がチームトップの.438を記録。
一方、「富島」は、絶対的なエース日髙 暖己投手が、県大会全5試合で登板し、43回を投げ失点3。常時140キロ台を出し続けるスタミナもある。打線も日髙投手が、チームトップの打率.467・打点6を記録。
勝利校は総合力の高さや、終盤に強さを発揮する「下関国際」と予測する。「富島」も、絶対的なエース日髙 暖己投手がどこまで「下関国際」を抑え込めるか?スタミナもあり完封する可能性もある。
結果
今日の試合は序盤では展開が予測できない試合が続いた。
「下関国際」は初回に先制するも、「富島」は6回まで毎回走者を出す展開。
「富島」の勢いを止めたのは6回2死1、2塁から登板した「下関国際」の仲井 慎選手。リリーフ結果は、被安打0と「富島」の勢いを削いだ。
「下関国際」は6番の赤瀬 健心選手が先制打を含む4打数4安打と大活躍。
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勝利校は「仙台育英」と予測
→勝利校は「仙台育英」