大会8日目で49代表校の代表が全て登場。最後に登場する出場校は、昨夏優勝校の智辯和歌山。初戦は國學院栃木との対戦。今回は大会8日目の試合の展望、勝利校予測をしていきます。
有田工(佐賀) vs 浜田(島根)
両校の比較
1試合平均の成績
有田工 vs 浜田
スポニチ C vs C
サンスポ C vs C
報知 C vs C
日刊 C vs C
1試合平均の成績
有田工 vs 浜田
打率:.318 vs .296
得点:5.8 vs 7.0
本塁:0.0 vs 0.4
盗塁:0.4 vs 3.8
犠打:4.4 vs 1.8
失策:1.8 vs 1.6
失点:2.6 vs 4.0
注目選手・試合の展望
「有田工」はエースの塚本 侑弥投手が、打率.412とリードオフマンのとしても活躍。投打でチームを引っ張る。打率トップは2年生の犬塚 康誠選手の打率.500。1試合平均の犠打が4.4と確実にチャンスを作って自分たちの流れを作る。
一方「浜田」は、主将の岡 海善選手が、チームトップの打率.526、打点10。リードオフマンの中野 拓実選手も打率.476、盗塁5。チーム打率は、3割を切るも1試合平均の盗塁が3.8と果敢に次の塁を狙い得点に結びつける。投手陣は継投。2年生の波田 瑛介投手が18回投げて、20奪三振と奪三振率が高く、森井 空翔投手は安定感がある。
勝利校は「有田工」が勝利すると予測するが、両校守備の乱れに注意したい。
結果
2‐2で迎えた6回。「浜田」は連打で3得点。中村 有佑選手が3打数3安打。チャンスメイクで2度ホームを踏み、1打点。勝利の立役者。波田 瑛介投手(2年生)は序盤、制球が定まらない中、1失点でしのぎ森井 空翔投手が好リリーフ。「有田工」の反撃を最少失点で抑えた。
「有田工」の塚本 侑弥投手が1番バッター通して全打席出塁し、3得点全てのホームを踏んだ。投手としては、疲れが見え始めた6回が悔やまれる。
九州学院(熊本) vs 帝京第五(愛媛)
両校の比較
1試合平均の成績
九州学院 vs 帝京第五
スポニチ B vs C
サンスポ B vs C
報知 B vs B
日刊 B vs C
1試合平均の成績
九州学院 vs 帝京第五
打率:.338 vs .327
得点:8.4 vs 6.8
本塁:0.4 vs 0.0
盗塁:1.0 vs 1.5
犠打:2.4 vs 3.2
失策:0.2 vs 0.8
失点:1.6 vs 1.5
試合の展望
「九州学院」は5番の松下 翔選手がチームトップの打率.556、打点12。6番の後藤 大和選手も打率.500、チームトップの打点13。投手陣は、2年生エースの直江 新投手が全5試合34回投げて失点5と安定感がある。
一方「帝京第五」は3番の岩来 太陽選手がチームトップの打率.478、打点7と勝負強い。リードオフマンの鈴木 恭平選手も打率.407とチームに勢いをつける。甲子園でもエース積田 拓海投手から2年生の國方 蓮投手の継投となるか?
勝利校は打力で「九州学院」が勝利すると予測するが、ローゲームになれば「帝京第五」にも勝機がある。
結果
「九州学院」の先発 直江 新投手が3回までに4失点するも、その後は粘りの投球で7回を投げ切り、桑原 颯汰投手、西嶋 貢希投手のリレーで4回以降は無失点。打線は先発メンバー全員が複数安打を記録し、19安打14得点。本日現在の1試合で最多安打を記録。
一方「帝京五」も3回までに4得点と打線が奮起するものの、投手陣が「九州学院」の勢いを止めることが出来なかった。
智辯和歌山 vs 國學院栃木
両校の比較
1試合平均の成績
智辯和歌山 vs 國學院栃木
スポニチ A vs B
サンスポ A vs B
報知 A vs C
日刊 A vs B
※「特」評価は「A」で集計をしています。
1試合平均の成績
智辯和歌山 vs 國學院栃木
打率:.383 vs .356
得点:9.0 vs 7.7
本塁:0.4 vs 0.5
盗塁:1.8 vs 2.5
犠打:1.4 vs 1.5
失策:1.4 vs 0.5
失点:1.0 vs 2.0
【甲子園での成績】
1回戦 なし 智辯和歌山(2回戦から登場)
1回戦 日大三島 3-10 國學院栃木
「國學院栃木」の1回戦予測記事は「こちら」
智辯和歌山 vs 國學院栃木
打率:ー vs .371
得点:ー vs 10
安打:ー vs 13
本塁:ー vs 0
三振:ー vs 1
四球:ー vs 5
死球:ー vs 2
犠打:ー vs 2
盗塁:ー vs 2
盗死:ー vs 1
智辯和歌山 vs 國學院栃木
防御:ー vs 3.00
失点:ー vs 3
自責:ー vs 3
被安:ー vs 7
奪三:ー vs 7
与四:ー vs 1
与死:ー vs 1
盗刺:ー vs 0
盗許:ー vs 1
失策:ー vs 0
試合の展望
49代表校最後に登場となった昨夏甲子園優勝校の「智辯和歌山」。春季近畿大会では「大阪桐蔭」にも勝利をし、秋季和歌山大会準決勝での敗退以降は公式戦で敗れていない。夏季和歌山県大会では、渡部 海選手の打率.600がチームトップの打率。本塁打も3本放った。1番の山口 滉起選手、4番の岡西 佑弥選手が高打率の.500。チーム打率.383と強力打線。投手陣もエース塩路 柊季投手と武元 一輝投手の2枚看板。組み合わせ決定前の優勝校予測で優勝候補「大阪桐蔭」に続いて対抗1番手と夢託ブログでは予測している。
一方「國學院栃木」は、1回戦「日大三島」戦で、先発メンバー全員出塁。先発メンバー全員安打とはならなかったが、2年生の長田 悠也選手や盛永 智也投手など下位打線にも強い当たりがでている。伝統の機動力も健在で1回戦の勝ち方は大きな自信になったと思う。
故に、勝利校はチームに勢いがある「國學院栃木」と予測する。1回戦でみせた機動力で揺さぶりをかけたい。
「國學院栃木」は県大会で「作新学院」の壁を打ち破った。甲子園では、柄目監督が選手時代の2000年センバツ準決勝、監督として出場した2018年3回戦で共に「智辯和歌山」に敗れ2連敗中!甲子園でも「智辯和歌山」の壁を破ることに期待。
とは言え「智辯和歌山」が総合力では上回る。緊張感ある初戦となるが、序盤から自分たちのプレーが出来れば「智辯和歌山」に勝機がある。
結果
「國學院栃木」は中澤 康達投手、平井 悠馬選手、中川 眞乃介投手、そして6回以降にエースの盛永 智也投手を持ってきた継投だった。3回に平井 悠馬選手がマウンドに上がる時に中川 眞乃介投手が3塁に入ったのは、試合の空気に慣れさせるためか?
打線は、初回、2死から連打と四球で満塁。ここで「日大三島」戦で4打数3安打だった長田 悠也選手(2年生)が2点タイムリー。逆転された6回には平井 悠馬選手のタイムリーで同点。長田 悠也選手のタイムリーで再逆転。8回には、平井 悠馬選手が本塁打を放ち投打での活躍を見せた。長田 悠也選手も4打数4安打。甲子園での成績も8打数7安打5打点と大活躍。
一方「智辯和歌山」も初回に先制されるも、すぐに追いつき6回に逆転。渡部 海選手も「國學院栃木」の盗塁を2度指すなど、「大阪桐蔭」を破り春季近畿王者の強さを感じた。
チームに浸透している「國學院栃木」の作戦勝ちと感じた試合だった。
敦賀気比 vs 市立船橋
両校の比較
1試合平均の成績
敦賀気比 vs 市立船橋
スポニチ B vs B
サンスポ B vs B
報知 B vs B
日刊 B vs B
1試合平均の成績
敦賀気比 vs 市立船橋
打率:.396 vs .389
得点:7.4 vs 8.4
本塁:0.6 vs 0.42
盗塁:1.8 vs 1.7
犠打:1.8 vs 4.4
失策:0.8 vs 0.9
失点:2.2 vs 3.6
【甲子園での成績】
1回戦 敦賀気比 13-3 高岡商業
1回戦 興南 5-6 市立船橋
「敦賀気比」「市立船橋」の1回戦予測記事は「こちら」
敦賀気比 vs 市立船橋
打率:.364 vs .344
得点:13 vs 6
安打:16 vs 11
本塁:0 vs 1
三振:3 vs 7
四球:4 vs 4
死球:1 vs 1
犠打:2 vs 4
盗塁:1 vs 0
盗死:0 vs 1
敦賀気比 vs 市立船橋
防御:3.00 vs 2.00
失点:3 vs 5
自責:3 vs 2
被安:14 vs 6
奪三:8 vs 7
与四:1 vs 1
与死:2 vs 1
盗刺:1 vs 1
盗許:0 vs 0
失策:1 vs 4
試合の展望
「敦賀気比」は、一回戦の「高岡商」から序盤に4点先行するも、先発した上加世田 頼希投手が、乗り切れずに4回 1/3で3失点。一時1点差まで迫られ乱打戦になりかけたが、清野 仁楽投手好リリーフ。終わってみれば、16安打13得点の快勝。
一方、「市立船橋」は一回戦の「興南」で、3回に失策も絡み5点先行され追いかける展開。中盤以降は森本 哲星投手が好投。4回以降は1安打に抑え、打線も3回まで「興南」の好投手 生盛 亜勇太投手から1安打のみの出塁だったが、4回以降は10安打。片野 優羽選手に本塁打が出るなど、徐々に追いつき9回満塁の場面での死球が決勝点となった。
勝利校は、粘り強さで「市立船橋」が勝利すると予測。一方「敦賀気比」も打線が好調。投手陣の出来がカギ。
結果
「敦賀気比」は序盤先制されるも、5回から継投で登板した森本 哲星投手を攻略。3得点して逆転。最後まで、森本 哲星投手の投球をさせず。「敦賀気比」の上加世田 頼希投手が森本 投手から、3打数2安打3打点と自ら嫌な流れを断ち切った。9回は、「市立船橋」の猛攻があったものの、今回も清野 仁楽投手(2年生)が好リリーフ。8‐6で逃げ切った。
一方「市立船橋」は序盤に先行するも、後半戦をリリーフ登板した森本 哲星投手の立ち上がりを攻められてしまった。最後まで自分の投球が出来なかった印象。地方大会を含め安定感があっただけに打線にも焦りがでたか?終回3点返すも反撃が遅かった。
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