4月10日にロッテの佐々木選手(20歳)が28年ぶり、21世紀では初の完全試合を達成しました。しかもバッテリーを組んだ捕手は、高卒1年目の松川捕手(18歳)。バッテリー計38歳の記録は、令和最強バッテリー凄すぎる!
更に、4月17日のロッテ戦でも8回まで走者を出さずにパーフェクトに抑え14奪三振。日本人最長タイとなる25イニング連続奪三振を記録。9回は投球数等が考慮され降板となったが、17イニングパーフェクトが継続中。
今回は、記録と佐々木投手についてご紹介。
記録
完全試合
歴代達成者は16名
昭和最後の達成者は1978年今井雄太郎(阪急)
平静で唯一の達成者は1994年槙原寛己(巨人)
佐々木朗希の記録
- 令和初
- 21世紀初
- 史上最年少記録(20歳5ヶ月)
- 平成生まれ初
- 21世紀生まれ初
- 史上最速(通算14試合目の登板での達成)
- 初完投(歴代初)
- 初完封(歴代初)
13連続奪三振
64年ぶりに日本記録を更新。
歴代の記録は、57年 梶本隆夫(阪急)、58年 土橋正幸(東映)の9連続三振
1試合19奪三振
95年 野田浩司(オリックス)に並ぶ日本タイ記録。
完全試合最年少捕手
松川虎生(18歳)
市和歌山高 → ロッテドラフト1位(2021年)
イニング連続奪三振
25イニング連続
連続パーフェクトイニング(継続中)
17回
4/10 オリックス戦 9回
4/17 日本ハム戦 8回
佐々木投手のプロフィール
佐々木 朗希(ささき ろうき)
投手(右投右打)
2001年11月3日生まれ/岩手県陸前高田市出身
プロ入り前
中学時代
大船渡市立第一中学校(軟式野球部)。3年の秋に参加した「オール気仙(K球使用)」では、当時の自己最速となる141km/hを計測。
高校時代
県立大船渡高校。甲子園出場はなかったが、早い段階から球速が注目されていました。
1年夏の県大会で公式戦デビューをし、147km/h、2年夏の県大会では初戦に154km/hを計測。そして、3年夏の県大会では、公式戦での高校生投手史上最速タイとなる160km/hを計測した。
3年夏は県決勝戦に進出し、甲子園まであと一歩だったが、故障予防のために、佐々木投手の出場回避。その影響もありチームも敗れ甲子園出場はかなわず。この件については賛否両論あったが、結果的に3年夏に無理をしなかったことが、今につながっていると思う。
U-18日本代表にも選出されましたが、右手の中指のまめの影響で登板したのは対韓国戦の1イニングのみ。
U18日本代表候補合宿の紅白戦で、中日スカウトのスピードガンで163km/hを計測(非公式)。
ドラフト
ドラフト前は、奥川恭伸(星稜→ヤクルト)、西純矢(創志学園→阪神)、及川雅貴(横浜→阪神)と共に『高校BIG4』と評価をされる。
ドラフト当日は、日本ハム、ロッテ、楽天、西武の4チームから指名を受け、抽選の結果ロッテに入団をする。
ヤクルト 奥川恭伸(星稜高)
オリックス 宮城大弥(興南高)
中日 石川昂弥(東邦高)
日本ハム 河野竜生(JFE西日本)
広島 森下暢仁(明治大)
ロッテ 佐々木朗希(大船渡高)
阪神 西純矢(創志学園高)
楽天 小深田大翔(大阪ガス)
DeNA 森敬斗(桐蔭学園高)
ソフトバンク 佐藤直樹(JR西日本)
巨人 堀田賢慎(青森山田高)
西武 宮川哲(東芝)
プロ入り後
1年目/2020年
1軍に帯同するも公式戦登板は無し(2軍での登板もなし)
2年目/2021年
2年目の成績
防御率2.27 先発11戦 3勝2敗
3/12 オープン戦で実戦デビュー。
中日戦で1回を0安打 1奪三振 0失点、最速153km/hを計測。
4/2日 イースタン・リーグでの公式戦デビュー
ヤクルト戦で2回を1安打 2奪三振 0失点。
5/16 プロ初登板・初先発・初奪三振
西武戦で5回を6安打 5奪三振 4失点(自責点2)
1回に山川選手から空振り三振を奪う。
5/27 初勝利・初先発勝利
阪神戦(交流戦)で5回を7安打 5奪三振 4失点(自責点3)
11/6 ポストシーズン初勝利
楽天戦で6回を6安打 10奪三振 1失点(自責点0)
3年目/2022年
3年目の成績(4/10現在)
防御率1.57 先発3戦 2勝0敗
3/27 164km/hを計測
楽天戦 勝敗はつかなかったが、自己最速164km/hを計測
4/10 初完投・初完投勝利・初完封勝利
オリックス戦 9回を19奪三振 (完全試合)
13連続奪三振の日本新を記録。
酔っ払いの「つぶやき」
完全試合おめでとうございます!
佐々木選手もすごいが、最後まで落ち着いてリードをした松川捕手もすごい!
完読!ありがとうございます!