県3位で出場した東北大会では、金足農(秋田1位)、聖和学園(宮城1位)を破りベスト4に勝ち上がった学法石川。
その原動力は新2年生の大栄選手。捕手で4番を任されながら投手としてもチームの勝利を牽引。
指揮をとるのが、仙台育英で19度の甲子園出場(春夏とも1回ずつ準優勝)に導いた佐々木監督。7年ぶりに甲子園に戻ってきた。
今回は2024年選抜での「学法石川」の戦力分析をしていきます。
2024年 第96回選抜高等学校野球大会
試合予定
対戦相手の高校名をクリックすると対戦校の戦力分析ページに移動します。
日程 | 結果 | スコア | 対戦相手 |
1回戦 | ● | 0-4 | 健大高崎 |
練習試合解禁(3/2)以降の練習試合
3/2 | ●学法石川0―9加藤学園 |
大友投手が、2回4安3失点 野手が、4失策 | |
3/3 | ●学法石川2―1知徳 |
佐藤投手が、3回無失点 小宅投手が、3回無失点 | |
3/6 | ○学法石川2―1飛龍 |
詳細情報なし | |
3/14 | ○学法石川5―2東海大大阪仰星 |
詳細情報なし | |
3/15 | ●学法石川3―13大体大浪商 |
詳細情報なし |
秋季公式戦成績
チーム成績
9試合7勝2敗
通算 | 1試合平均 | |
防御率 | 2.50(28位) | – |
失点 | 25 | 2.78(23位) |
失策 | 9 | 1.00(17位) |
打率 | .308(23位) | |
得点 | 52 | 5.78(27位) |
本塁打 | 1 | 0.11(27位) |
盗塁 | 10 | 1.11(23位) |
秋季公式戦の試合結果
秋季東北大会 ベスト4
学法石川の秋季大会の成績
勝敗 | スコア | 対戦 | 投手 | |
10/22 | ● | 0-1 | 八戸学院光星 | 佐藤 |
10/19 | ○ | 3-1 | 金足農 | 大栄 |
10/17 | ○ | 2-1 | 聖和学園 | 大栄 → 佐藤 → 大栄 |
10/16 | ○ | 8-5 | 盛岡中央 | 大友 → 佐藤 → 岸波 → 大栄 |
秋季石川大会 3位
学法石川の秋季石川県大会の成績
勝敗 | スコア | 対戦 | 投手 | |
10/1 | ○ | 4-3 | 東日大昌平 | 大栄 → 佐藤 → 大栄 |
9/30 | ● | 3-7 | 聖光学院 | 大友 → 佐藤 → 末永 → 加藤 → 大栄 → 小宅 → 岸波 |
9/25 | ○ | 10-0 | 会津北嶺 | 大友 |
9/23 | ○ | 10-6 | 郡山 | 大友 → 佐藤 → 岸波 |
9/19 | ○ | 12-1 | 学法福島 | 大友 → 佐藤 → 末永 → 加藤 |
戦力分析
投手陣
エースの大友選手。7試合(23回1/3)に登板し、防御率3.04。東北大会では1試合にとどまり、春までの奮起に期待がかかる。
東北大会で飛躍したのが左腕の佐藤投手、右腕の大栄選手の新2年生コンビ。
佐藤投手は県大会まで、中継ぎでの登板だったが、東北大会準決勝(八学光星戦)で先発を任されると、敗れはしたものの8回1失点完投と期待に応えた。秋季公式戦では、9試合(24回 2/3)に登板し防御率1.82と安定感抜群。捕手の大栄選手とは、中学時代からバッテリーを組む。
捕手ながらマウンドにも上がる大栄選手は、秋季公式戦では、5試合(29回)に登板し防御率0.93。エース大友投手の調子が上がらない中、チームベスト4に投手としても貢献。県大会3位決定戦(東日大昌平)、東北大会2回戦(聖和学園戦)、準々決勝(金足農戦)では、先発を任され、秋田1位の金足農戦では9回4安打1失点8奪三振で公式戦初完投勝利を挙げている。
秋季は複数の投手が登板したが、選抜までに台頭してくる投手が出てくるか?
秋季公式戦に登板した投手
投手名 学年 | 防御率 | 投球回 試合 | 奪三振 与四死 |
大友 瑠 新3年 | 3.04 | 23 1/3 7 | 23 6 |
△佐藤 翼 新2年 | 1.82 | 24 2/3 9 | 18 13 |
大栄 利哉 新2年 | 0.93 | 29 5 | 23 10 |
末永 昌聖 新3年 | 16.20 | 1 1/3 2 | 1 1 |
加藤 龍雅 新3年 | 0.00 | 3 1/3 4 | 3 1 |
岸波 璃空 新3年 | 1.04 | 8 2/3 4 | 11 6 |
小宅 善叶 新3年 | 0.00 | 6 2 | 5 0 |
野手陣
打線の中心も投手としても活躍する捕手の大栄選手。4番を任され、打率.435、打点20と共にチームトップの成績を記録した。チーム1安打に抑えこまれた八学光星戦でも唯一の安打を放ち秋季公式戦全試合で安打を記録している。
渡邊選手がチーム結成時は下位打線だったが1番に定着し、打率.385を記録した。2番福尾選手と共に俊足を生かしてチャンスメイク。3番の岸波選手が、打率.378、チームトップの盗塁6。小笠原選手が打率.375、打点8、盗塁5と勝負強く、下位打線でも勝負強く、チャンスも作れる。
県3位から、東北3校目での選抜出場を手に入れた学法石川。秋は各選手が大幅に飛躍した。飛躍は更にどこまで飛躍するか?
秋季公式戦にレギュラー野手
選手名 学年 | 順 守 | 打率 | 打数 打点 | 安打 本 | 三振 四死 | 盗塁 |
渡邊 大世 新3年 | 1 左 | .385 | 52 7 | 20 0 | 9 3 | 2 |
△福尾 遥真 新3年 | 2 遊 | .325 | 40 4 | 13 0 | 4 7 | 4 |
岸波 璃空 新3年 | 3 三 | .378 | 45 9 | 17 0 | 2 5 | 6 |
△大栄 利哉 新2年 | 4 捕 | .435 | 46 20 | 20 1 | 3 5 | 1 |
小澤 陸蒔 新3年 | 5 一 | .321 | 28 7 | 9 0 | 5 4 | 1 |
△佐藤 辿柊 新3年 | 6 右 | .359 | 39 8 | 14 1 | 4 6 | 1 |
△小笠原 涼太 新3年 | 8 ニ | .375 | 40 8 | 15 0 | 2 4 | 5 |
瀬川 俊晃 新3年 | 9 中 | .250 | 16 2 | 4 0 | 0 2 | 2 |
その他
スポーツ紙の評価
2024年選抜出場校中28位タイの評価
学法石川は
4紙がC評価
A評価 | B評価 | C評価 |
– | サンケイスポーツ | スポーツ報知 スポーツニッポン 日刊スポーツ 週刊ベースボール |
甲子園成績
学法石川の選抜出場は33年ぶり4度目
通算成績
通算4勝12敗
春(選抜) | 夏(選手権) | |
出場 | 3回 | 9回 |
勝敗 | 1勝3敗 | 3勝9敗 |
最高成績 | 初戦突破 1991年 | 3回戦(2勝) 1983年 |
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