選抜出場校が決定しました。本ブログでは少しづつ戦力分析をして、最終的には25年選抜優勝校を予想していきます。
戦力分析の一校目は24年選抜優勝校の「健大高崎」。関東大会では準優勝校で選抜出場は、確実だと予想しています。

2025年センバツ成績
1回戦
大会第1日目 3/18
○1-3 明徳義塾(高知1位/四国1位)
延長10回タイブレークにもつれましたが、下重 賢慎投手が10回1失点。投手戦を制しました。
2回戦
大会第6日目 3/23
○4-3 敦賀気比(福井1位/北信越1位)
この試合も下重 賢慎投手が先発。6回に四球や連打で3失点するも8回2/3を3失点(自責点2)。そして9回2死一塁の場面で石垣元気投手が救援登板。5球すべて150キロ超。最速は152キロを記録した。
準々決勝
大会第9日目 3/26
○9-1花巻東(岩手2位/東北4強)
先発は今大会初登板の山田 遼太投手。5回を1失点で試合を作り、島田大翔投手に継投。そして8回からは、石垣元気投手が登板し155キロを計測。
下重 賢慎投手の温存に成功
準決勝
大会第10日目 3/28
●1-5 横浜(神奈川1位/関東1位/明治神宮1位)
石垣元気投手が4回2/3投げて8奪三振を奪うも5回に一挙に3失点。
打線も9安打放つも1得点にとどまった。
健大高崎の秋季公式戦
9試合8勝1敗
試合結果
練習試合解禁後(3/1以降)の試合結果
3/1 ○16-5 日大三(秋季東京8強)
3/1 ○3-1 日大三(秋季東京8強)
3/8 ○5-3 享栄(秋季静岡2回戦)
3/8 ○5-0 享栄(秋季静岡2回戦)
3/9 ○4-0 東邦(秋季愛知予選)
3/9 ●0-1 東邦(秋季愛知予選)
3/11 ○4-0 彦根総合(秋季滋賀2回戦)
3/15 ○14-1 市尼崎(秋季兵庫8強)
3/15 ○8-1 初芝立命館(秋季大阪8強)
関東大会
準優勝
スコア | 対戦校 | 投手 | |
決 勝:● | 3-4 延10回 | 横浜 | 石垣→下重 →石垣 |
準決勝:○ | 6-0 | 千葉黎明 | 下重→山田 →島田 |
準々決:○ | 10-3 7回C | 佐野日大 | 石垣 |
1回戦:○ | 9-0 7回C | 霞ケ浦 | 下重→島田 →山田 |
群馬県大会
優勝
スコア | 対戦校 | 投手 | |
決 勝:○ | 5-1 | 東農大二 | 下重 – |
準決勝:○ | 7-0 7回C | 前橋育英 | 石垣 – |
準々決:○ | 7-0 8回C | 前橋商業 | 情報なし |
3回戦:○ | 8-0 7回C | 新田暁 | 情報なし |
2回戦:○ | 14-2 5回C | 桐生第一 | 情報なし |
戦力分析
スポーツ紙の評価
健大高崎は
4紙がA評価
A評価 | B評価 | C評価 |
スポーツ報知 サンケイスポーツ スポーツニッポン 日刊スポーツ | なし | なし |

健大高崎の投手陣
石垣元気選手が、24年秋季関東大会の準々決勝(佐野日大戦)で、最速158キロを計測。1年時の関東大会からマウンドに上がり試合経験も豊富で、24年春の選抜優勝の立役者でもある。世代屈指の剛腕が順調に成長している。
石垣元気選手と共に、24年春の選抜優勝を牽引したのが佐藤龍月選手。だが、24年夏の県大会後に左肘の側副じん帯損傷と疲労骨折が判明し、トミージョン手術を受けている。夏の甲子園でもベンチ外になったが、25年春の選抜出場も難しいだろう。
そのような状況のなかで、同じ左腕で夏の甲子園にも出場している下重賢慎選手が急成長。持ち前の制球力を維持しながら最速は140キロ中盤まで伸びている。「第3の投手」とも言われていたが、現時点で「左右のWエース」の一角と呼べる。関東大会でも3試合(14回1/3)に登板し、無失点と安定感は抜群だった。
更に今チームは右腕の島田大翔選手や左腕の山田遼太選手も控えている。佐藤龍月選手のベンチ外が濃厚な状況の投手陣だが、優勝した前チーム以上に厚みを感じる。
投手成績(関東大会のみ)
チーム 防御率1.11(失点7/自責点4)
試合 投球回 | 防御率 | 奪三振 与四死球 | ||
石垣元気 2年 | 右 | 3試合 14回 | 2.57 | 11 7 |
下重賢慎 2年 | 左 | 3試合 14回1/3 | 0.00 | 9 5 |
山田遼太 2年 | 左 | 2試合 2回 | 0.00 | 1 0 |
島田大翔 2年 | 右 | 2試合 2回 | 0.00 | 2 1 |
健大高崎の野手陣
野手陣は、前チームから大幅に入れ替わった。
箱山選手という絶対的な捕手の後を継いだのが小堀弘晴選手。夏の甲子園ではベンチ外となったが、24年選抜ではベンチ入りをした優勝メンバーの一人。控え捕手として投手陣を支えてきた。24年秋季関東大会では4投手をリードしてチーム防御率は1.11と好リードが光った。
打撃面では箱山選手と比較すると長打力は劣るものの、秋季関東大会では打率5割超え(15打数8安打)。4試合全てで安打を放ち打点は4と勝負強さがある。打撃面でも箱山選手同様にチームに貢献ができている。
遊撃手では、24年ドラフト 4位でヤクルトから指名された田中陽翔選手の後に守っているのが、加藤大成選手。今チームの野手陣では唯一の24年選抜レギュラーで出場し三塁を守っていた。夏の甲子園でも同様に三塁手として出場をしている。身長が160㎝台と小柄ながら、野球センスは抜群で、安定した守備力と小技に長けている。今チームではリードオフマンとして打撃でもチームを牽引。関東大会初戦(霞ケ浦戦)では先制本塁打を放つなどパンチ力も見せた。
前チームは箱山選手や田中選手、髙山選手など長打力のある選手も揃っていたが、今チームは長打力よりも「マシンガン打線」だ。
加藤選手と共に1年生ながら夏の甲子園に出場した石田 雄星選手ら俊足で巧打者が揃う。そして伝統的な「機動破壊」も健在だ。
関東大会では決勝以外の3試合で二桁安打を放ち、更に「霞ヶ浦」「佐野日大」ではコールドで勝利している。群馬県大会でも決勝以外は全てコールド勝ちと打力でも他校を圧倒してきた。
敗戦した「明治神宮大会優勝校の横浜」にはタイブレークでの逆転負けと、互角の戦いだったと言える。
打撃成績(関東大会のみ)
チーム 打率.354
打数 | 安打 | 二塁打 | 三塁打 |
127 | 45 | 5 | 1 |
本塁打 | 打点 | 盗塁 | 失策 |
2 | 27 | 4 | 2 |
その他

これまで春の選抜を2連覇したのは3校のみ。すべて近畿地区からの出場校だった。
選抜2連覇に挑戦ができるのは、25年選抜では「健大高崎」のみ。そして、今チームは関東からの出場校では「初の選抜2連覇」が狙える戦力が整っていると言える。
【 選抜2連覇校 】
大阪桐蔭 | 第90回(2018年) 第89回(2017年) |
PL学園 | 第54回(1982年) 第53回(1981年) |
第一神港商 | 第 7回(1930年) 第 6回(1929年) |

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皆さんはどこが優勝すると予想しますか?