現時点では選抜出場校も決まっていませんが、本ブログでは少しづつ戦力分析をして、最終的には25年選抜優勝校を予想していきます。
戦力分析の三校目は21年の選手権(夏の甲子園)での優勝して以降、甲子園での勝利がない「智辯和歌山」です。甲子園優勝校の呪縛から解き放たれるか!?
智辯和歌山の秋季公式戦
12試合11勝1敗
試合結果
近畿大会
準優勝
スコア | 対戦校 | 投手 | |
決 勝:● | 1-5 | 東洋大姫路 | 渡辺→田中 →宮口 |
準決勝:○ | 6-1 | 市和歌山 | 渡辺→宮口 – |
準々決:○ | 7-2 | 滋賀学園 | 渡辺 – |
1回戦:○ | 5-0 | 神戸学院 大付 | 渡辺→宮口 |
和歌山県大会
優勝
スコア | 対戦校 | 投手 | |
決 勝:○ | 1-0 | 和歌山東 | 渡辺→宮口 – |
準決勝:○ | 6-0 | 日高 | 渡辺→宮口 – |
初 戦:○ | 9-0 C7回 | 近大新宮 | 渡辺→田中 →宮口 |
※新人戦でも全勝(5勝)で優勝
戦力分析
智辯和歌山の投手陣
先発を任せられているのが渡邉颯人投手。2年春からエースナンバーを背負い、夏の甲子園(霞ヶ浦戦)でも6回を自責点0(失点は2)と好投している。近畿大会決勝では、東洋大姫路に2回2/3を4失点でKOされてしまったが、それまでの和歌山2次予選、近畿大会の6試合(計43回)投げて自責点は0と安定感は抜群だった。
そして終盤を任せられている宮口龍斗選手は、和歌山2次予選、近畿大会の6試合(計13回)投げて失点も0と完璧な内容だった。敗れた東洋大姫路戦でも6回からマウンドに上がり3回を被安打1無四球2奪三振に抑えている。最速は150キロを超えている。
秋季はこの2投手(渡邉投手から宮口選手)の必勝リレーで勝ち上がってきたが、田中息吹選手や奥雄大選手らも控え、彼らも180㎝を超える大型投手。一冬超えて大化けしている可能性を秘めている。
投手陣は全国的にもトップクラスだ。
投手成績(近畿大会のみ)
防御率1.29(失点8/自責点5)
試合 投球回 | 防御率 | 奪三振 与四死球 | ||
渡邉颯人 2年 | 右 | 4試合 23回2/3 | 1.52 | 7 8 |
宮口龍斗 2年 | 右 | 3試合 9回 | 0.00 | 8 3 |
田中息吹 2年生 | 右 | 1試合 2回1/3 | 3.86 | 1 1 |
智辯和歌山の野手陣
リードオフマンは俊足巧打の中堅手 藤田一波選手。福元聖矢選手は小技もでき、近畿大会では2本塁打を放ちパンチ力もみせた。強肩で大型遊撃手の山田希翔選手も前チームの主力。
前チームのスタメン野手陣に1年生で力のある野手が巧い具合に融合している。
投手陣をリードするのが1年生の山田凜虎選手。中学時代から「中学BIG5」と称され、注目度が高かった選手の一人だ。近畿大会でも打率は5割超え(14打数8安打)、全4試合で安打を放ち高い打撃力をみせた。打順もクリーンナップの一角を任せられている。配球などの守備面でも、これからの成長が楽しみだ。
そして、4番を任されている荒井優聖選手も1年生。山田選手に負けじと近畿大会では打率.438(16打数7安打)荒井選手も全4試合で安打を放っている。夏の甲子園ではスタメンで出場していた松本虎太郎選手など1年生が高いレベルで切磋琢磨している。
課題は近畿大会4試合で8失策を記録した守備。一冬でどれだけ守備に安定感が出せるか?
打撃成績(近畿大会のみ)
打率.345
打数 | 安打 | 二塁打 | 三塁打 |
119 | 41 | 5 | 1 |
本塁打 | 打点 | 盗塁 | 失策 |
2 | 17 | 5 | 8 |
その他
2021年の選手権(夏の甲子園)で優勝して以降、甲子園では3連敗。
3試合に共通するのは、先制点を相手に与えつつも一時は同点に追いつく接戦だった事。だが最終的には決勝点を与え敗れている。
今秋の近畿大会では毎試合2失策を記録し4試合で計8失策と失策が目立った。これでは「甲子園の女神」も苦笑だ。今チームの課題は守備である事は明白。故に改善されれば、おのずと「甲子園の女神」も微笑んでくれるだろう。
21年夏の優勝以降の甲子園成績
24年 夏 | ●4-5 霞ヶ浦 |
23年 春 | ●3-2 英明 |
22年 夏 | ●3-5 國學院栃木 |
完読!ありがとうございます!
皆さんはどこが優勝すると予想しますか?