夏の甲子園(第104回全国高等学校野球選手権大会)!大会12日目でついに4校に絞られます。今回は、大会12日目の試合の展望、勝利校予測をしていきます。
愛工大名電(愛知)vs 仙台育英(宮城)
愛工大名電
スポーツ紙の評価
スポニチ :B
サンスポ :B
報知 :B
日刊 :B
戦歴
3回戦:〇2‐5 明豊
2回戦:〇6‐5 八戸学院光星
1回戦:〇14‐2 星稜
投手陣
左腕エースの有馬 伽久投手が全て先発し、計342球(7日128球、12日94球、15日120球)。
15日の明豊戦は有馬 伽久投手が完投しましたが、岩瀬 法樹投手、山田 空暉選手もリリーフをし、ここまで無失点。
野手陣
3試合すべて初回に先制。継投で登板した明豊の野村 颯太投手や、八戸学院光星の冨井 翼選手などの立ち上がりの回に得点。
リードオフマンの加藤 蓮選手が打率.667、出塁率.714とチームに勢いづけてる。
仙台育英
スポーツ紙の評価
スポニチ :A
サンスポ :A
報知 :B
日刊 :B
戦歴
3回戦:〇6‐5 明秀日立
2回戦:〇10‐0 鳥取商
1回戦:なし
投手陣
ここまで、複数の投手の継投。
最多登板は、髙橋 煌稀選手で計106球(11日60球、15日46)。2試合8回を投げて無失点。
その他、エースの古川 翼投手をはじめ4投手が登板。
野手陣
2試合で盗塁企図が10(成功5、失敗5)犠打も7と果敢にチャンスを作る。
打率トップは6番の遠藤 太胡選手。チャンスの場面で追撃する。
試合の展望
打の「愛工大名電」と投の「仙台育英」の対戦。
投手比較をすると、継投で一人の投手負担を減らし、2試合の「仙台育英」に分があり、打線を見ると継投チームに打ち勝ってきた「愛工大名電」に分がある。
勝利校は「愛工大名電」と予測するが、疲れが出始める準々決勝。中盤まで「仙台育英」がリードしていれば「仙台育英」にも勝機がある。
結果
「愛工大名電」は、先発の有馬 伽久投手が2回で降板、3回からこれまでリリーフしていた岩瀬 法樹投手も「仙台育英」打線の勢いを止められず、1/3回で降板。その後、山田 空暉投手が1失点と踏ん張ったが、打線の援護が遅すぎた。
一方、「仙台育英」が、序盤から機動力を使って得点。今大会で初先発の斎藤 蓉投手も5回被安打1と好投。「愛工大名電」打線に反撃のきっかけを作らせなかった。
高松商(愛媛)vs 近江(滋賀)
高松商
スポーツ紙の評価
スポニチ :B
サンスポ :B
報知 :B
日刊 :B
戦歴
3回戦:〇2‐1 九州国際大付
2回戦:〇14-4 佐久長聖
1回戦:なし
投手陣
エースの渡辺 和大投手が全て先発し、計236球(11日116球、15日120球)。
初戦では、2年生左腕の大室 亮満投手も1回被安打0
野手陣
一番 浅野 翔吾選手が打率.667。出塁率.800。2試合で本塁打2本。打球速度が桁外れ。
選手登録変更があり、4番に入る山田 一成選手も打率.500。打力には自信がある。
近江
スポーツ紙の評価
スポニチ :B
サンスポ :B
報知 :B
日刊 :B
戦歴
3回戦:〇7‐1 海星
2回戦:〇8‐3 鶴岡東
1回戦:〇8‐2 鳴門
投手陣
エースの山田 陽翔投手が全て先発し、計376球(7日114球、12日149球、15日113球)。奪三振率は12.75。
15日の海星戦は左腕の星野 世那投手もピンチを作るが無失点。
野手陣
チャンスの場面で得点できる「近江」。海星戦では山田 陽翔投手が満塁本塁打。
試合の展望
共にコロナの影響で選手登録を変更。「高松商」は1回戦本塁打を放った本田 倫太郎選手(一塁手)。打線の核が欠け、「近江」は遊撃手の横田 悟選手(5番)が欠けている。
注目は打の浅野 翔吾選手(高松商)vs投の山田 陽翔投手(近江)。序盤に失点が多い山田 陽翔投手だが、勝負所は序盤で勢いに乗れるか。そして、裏対決で渡辺 和大投手vs近江打線。中盤以降の近江打線を抑えられるか?
3回までに2失点に抑えられれば、「近江」の打線が上回ると予測。
結果
打の浅野 翔吾選手(高松商)vs投の山田 陽翔投手(近江)は浅野 翔吾選手に軍配。
浅野 翔吾選手は5打席4打数3安打1本塁打2打点(故意四球1)と大活躍だった。
ゲームはシーソーゲーム。「近江」は7回1死一二塁の場面で山田 陽翔投手が足をつった影響で、星野 世那投手に交代。このピンチを乗り切り接戦を制した。
大阪桐蔭(大阪)vs 下関国際(山口)
大阪桐蔭
スポーツ紙の評価
スポニチ :A
サンスポ :A
報知 :A
日刊 :A
戦歴
3回戦:〇4‐0 二松学舎大付
2回戦:〇19-0 聖望学園
1回戦:〇6-3 旭川大高
投手陣
川原 嗣貴投手が2試合、前田 悠伍投手が1試合先発。5投手が投げ安定感は抜群。
野手陣
3試合で伊藤 櫂人選手、松尾 汐恩選手、海老根 優大選手が本塁打を記録。
戦線となった「二松学舎」戦ではクリーンナップが全て打点。
下関国際
スポーツ紙の評価
スポニチ :B
サンスポ :B
報知 :B
日刊 :C
戦歴
3回戦:〇9‐3 浜田
2回戦:〇5-0 富島
1回戦:なし
投手陣
エースの古賀 康誠投手が全て先発し、計199球(11日117球、16日球)。
リリーフに回る仲井 慎投手が、計94球(11日42球、16日52球)。
野手陣
6番赤瀬 健心選手が、打率.714。下位打線からチャンスを作り得点ができている。
試合の展望
「下関国際」の2枚看板(古賀 康誠投手・仲井 慎投手)が今まで通りの投球ができるか?暑さで体力が奪われる3試合目。投手陣の出来が左右されそう。
勝利校は総合力で「大阪桐蔭」だが、序盤の攻防で「下関国際」が先手を打てれば勝機がある。
結果
「大阪桐蔭」が初回、「下関国際」古賀 康誠投手の立ち上がりを攻め、連打で2得点。なおも、1死一三塁の場面で海老根 優大選手の盗塁を橋爪 成選手が刺したのが大きかった。
古賀 康誠投手はその後、四球でピンチを作るも一イニングで複数安打を許さない粘りのピッチング。6回2死満塁の場面からマウンドに上がった仲井 慎投手が三振で切り抜け、8回はトリプルプレー。9回の逆転につなげた。
聖光学院(福島)vs 九州学院(熊本)
聖光学院
スポーツ紙の評価
スポニチ :B
サンスポ :B
報知 :B
日刊 :B
戦歴
3回戦:〇8‐1 敦賀気比
2回戦:〇4-2 横浜
1回戦:〇4-2 日大三
投手陣
3試合すべて登板している佐山 未來投手が289球。左腕の小林 剛介投手が82球。
野手陣
リードオフマンの赤堀 颯選手が打率.500、出塁率.714とチームに勢いをつけている。
2~4番に本塁打が出るなど打力に開花の傾向。
九州学院
スポーツ紙の評価
スポニチ :B
サンスポ :B
報知 :B
日刊 :B
戦歴
3回戦:〇4‐0 國學院栃木
2回戦:〇14-4 帝京第五
1回戦:なし
投手陣
エース左腕の直江 新投手(2年生)が235球。國學院栃木戦で被安打4の完封と自信をつけた。
野手陣
2試合共に初回に先制点。
1番大城戸 陸琥選手、2番馬場 涼輔選手が塁に出ると村上 慶太選手を中心にクリーンナップが勝負強い。
試合の展望
複数得点を与えず、チャンスの場面で反撃する「聖光学院」。強豪校が集うブロックを勝ち上がってきた。
一方「九州学院」は直江 新投手が急成長。
序盤の攻防がカギになってくると思うが勝利校は「聖光学院」と予測。「九州学院」は序盤に突き放したい。
結果
「聖光学院」は初回に先制されるもその裏に一挙5得点。リードオフマンの赤堀 颯選手はこの試合も第一打席を安打で出塁し、これで4試合すべてで第一打席で出塁。チームに勢いをつけている。4回にも4得点とチャンスで畳みかけた。
一方、「九州学院」も5得点上げるも序盤での点差が響いた。
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勝利校は「近江」と予測
→勝利校は「近江」