本命は投打で安定の「関東第一」だが、僅差で重量打線の「帝京」。
ノーシードの「二松学舎大附」も侮れない。
「明大中野」、「修徳」も頂上を目指せる力がある。
今回は、東東京の「2024年夏の甲子園」代表校を予想しました。
第106回高校野球選手権 東 東京大会(2024年)
概要
日程
抽選会:6/15(土)
試 合:7/6(土)〜7/29(月)
会場
開会式、準決勝以降の試合は、明治神宮球場
参加チーム
127チーム(139校)/昨年対比-2チーム(-1校)
第1、2シード
帝京(4強以上)、明大中野
第3シード
修徳(8強)、日大豊山(8強)
第4シード
関東第一(4強以上)、東京(4強以上)、城西、岩倉
東京大会の秋・春の結果
23年 秋季 | 24年 春季 | |
関東一 | 優勝 | 帝京 |
創価 | 準優 | 東海大菅生 |
早稲田実業 日大二 | 4強 | 明大中野 日大鶴ヶ丘 |
東海大菅生 日大鶴ヶ丘 二松学舎大附 早大学院 | 8強 | 修徳 創価 國學院久我山 日大豊山 |
東東京の予想と展望
優勝校予想
本命
関東第一 ≧ 帝京
打線の破壊力では帝京だが、機動力も使える関東一の方がやや上回ると予想している。
関東第一(25%)4強以上
投手陣はU18一次候補に挙がった坂井投手、安定感抜群の左腕畠中投手、大後選手らも控え投手陣の層は厚い。打線では俊足の飛田選手や坂本選手、長打力のある高橋選手や強肩捕手の熊谷選手と役者がそろう。
帝京(24%)4強以上
春季都大会では7試合で9本塁打、関東大会でも3試合で7本塁打と破壊力満点。1年時からレギュラーだった西崎選手、奈良選手、富浜選手らクリーンナップだけではなく、下位打線に入っていた安部選手も2本塁打とどの打順で始まっても得点することができる。投手陣は安定感がある小野投手に加え、黒木投手ら下級生の台頭が大きい
対抗
二松学舎大附(15%)4強以上
2年連続でノーシードとなった二松学舎大附だが、1年時に甲子園で本塁打を放っている片井選手が最終学年。五十嵐選手も打力があり挽回を狙う。
投手陣も右腕の大内投手や左腕の関根投手を中心に投手層は厚い。
穴
明大中野 ≧ 修徳
春は「早実」等に勝利し第2シードを勝ち取った「明大中野」、「関一」に完封勝利した「修徳」
明大中野(7%)4回戦敗退
春は帝京相手に9-8と乱打戦の末に惜敗した。藤崎選手ら粘り強さがある。佐伯投手は制球力があり安定感抜群だが、上位進出には他投手の奮起も必須
修徳(6%)8強
春に台頭した飯山投手がカギを握るか?春季は関東一相手に完封勝利。双子の兄は中央学院で先に甲子園を経験。刺激を受けているはず。染田選手や逢坂選手ら打線がどこまで援護できるか?
その他(11%)
展望
帝京–城西大城西ブロック
第一シードの「帝京」が頭一つ抜けている印象。
最初の山は「堀越」もしくは「城東」になってくるか?
第四シードには「城西」が入った。右の小河投手、左の小池投手を中心に守備力がある。打線がどれだけ奮起できるか?初戦の相手は「目白研心」が予想されるが、春に関東一4-2の惜敗と侮れない相手だ。
このブロックに入った「日体大荏原」は、投打で活躍の吉田選手を中心にレベルの高い選手が揃う。ノーシードから波乱を起こせるか?
完全ノーマークでした「淑徳」!
シード校の敗退
3回戦 目白研心 8-5 城西
高校名 | 23年 秋季 | 24年 春季 |
一帝京 4強以上 | 予選 0-8二松学舎 | 優勝 |
堀越 初戦敗退 | 予選 2-11工学院大 | 3回戦 7-9明大中野 |
城東 4回戦敗退 | 予選 1-5八王子実 | 1回戦 7-3拓大一 |
四城西 初戦敗退 | 3回戦 2-3関東一 | 4回戦 5-12國學院久 |
目白研心 4回戦 | 予選 1-5明大八王 | 3回戦 2-4関東一 |
日体大荏原 16強 | 2回戦 3-8関東一 | 3回戦 5-10修徳 |
淑徳 8強 | 予選敗退 | 2回戦 0-5城西 |
日大豊山–東京ブロック
第三シードの「日大豊山」は長身右腕の村井投手がどこまでチームに勢いを付けられるか?初戦は「安田学園」が予想される。
「東京」の氷見投手が春に大躍進。「二松学舎大附」や「桐朋」を破り第四シードを勝ち取った。共に勝ち上がれば春に敗れた「日大豊山」との対戦。リベンジをしたい。
「東京」ブロックで、波乱を起こしそうなのは昨夏優勝校の「共栄学園」。今チームは勝ち切れていないが、甲子園を経験していいる田嶋投手や牟田口選手や早川選手らが最後の夏にみせるか?
その他打力がある「日本ウェルネス」がこのブロックに入った。
高校名 | 23年 秋季 | 24年 春季 |
三日大豊山 8強 | 3回戦 1-4二松学舎 | ベスト8 5-8明大中野 |
安田学園 2回戦 | 2回戦 0-16日大鶴ケ | 2回戦 2-5東京実業 |
四東京 4強以上 | 1回戦 2-9桜美林 | 4回戦 0-7日大豊山 |
共栄学園 16強 | 2回戦 4-7東海大菅 | 1回戦 1-7國學院久 |
ウェルネス 2回戦 | 予選 6-16日野 | 1回戦 2-6武蔵丘 |
修徳–関東第一ブロック
第三シードの「修徳」ブロックは、第四シードの「関東第一」の2強となった。春は「修徳」が1-0で「関東第一」に勝利。夏はこの一戦で「修徳」が自信を深めるか、「関東第一」がリベンジを果たすか楽しみな対戦。
高校名 | 23年 秋季 | 24年 春季 |
三修徳 8強 | 3回戦 3-4東海大菅 | ベスト8 1-5帝京 |
小山台 16強 | 1回戦 4-10日大三 | 3回戦 2-11帝京 |
四関東第一 4強以上 | 優勝 | 4回戦 0-1修徳 |
明大中野–岩倉ブロック
第二シードの「明大中野」は、4回戦で対戦が予想される昨夏準優勝の「東亜学園」が最初の山か?今チームは勝ち切れていないが敗戦は1点差の接戦。「東亜学園」がこの1戦で勝利すると一気に乗ってきそうな気配がある。
第四シードの「岩倉」は初戦で「二松学舎大附」との対戦が予想される。ここで波に乗れるか。それとも「二松学舎大附」のノーシードからの大躍進につながるか?
シード校の敗退
3回戦 二松学舎大付 9-5 岩倉
4回戦 東亜学園 4-2 明大中野
高校名 | 23年 秋季 | 24年 春季 |
ニ明大中野 4回戦敗退 | 3回戦 0-10日大二 | ベスト4 8-9帝京 |
東亜学園 8強 | 予選 1-2武蔵丘 | 2回戦 0-1日大鶴ヶ |
四岩倉 初戦敗退 | 3回戦 10-11早稲田実 | 4回戦 2-3日大鶴ヶ |
二松学舎 4強以上 | ベスト8 3-4日大二 | 3回戦 1-2東京 |
各媒体の予測と展望
圧倒的な打撃力を誇る帝京と、今春の選抜大会に出場した関東第一が有力。
帝京は連覇した春季都大会の1回戦から関東大会まで10戦連続で本塁打。主将の2番西崎、4番奈良、5番富浜らが計16本放った。
関東第一は、制球力の高い左腕・畠中、速球派の右腕・坂井を中心に投手層が厚い。長打力のある主将の高橋が中軸に座り、打撃にも隙がない。
一昨年の覇者、二松学舎大付もノーシードだが実力は十分。春季都大会で関東第一を完封した修徳、二松学舎大付を破った東京も好投手がそろう。明大中野や日大豊山にも勢いがある。
バーチャル高校野球
【東東京】春の都大会優勝の帝京は長打力がある。選抜出場の関東一は投打のバランスが良い。明大中野や修徳も有力候補。
読売新聞
13年ぶり甲子園狙う春王者・帝京
ベースボールマガジン
関東一、二松学舎大付が阻止なるか”
重量打線でアーチ量産の帝京
好投手擁する関東第一も有力”◎帝京 ○関東第一 △修徳
報知高校野球
強力打線で春を制した帝京を
関東一や修徳などが追う展開
二松学舎大付はノーシードで戦う帝京 関東一 修徳
ホームラン
完読!ありがとうございます!
皆さんはどの高校が、「夏の甲子園代表校」になると予想していますか?