2024年1月1日の能登半島地震で大きな被害があった輪島市に学校がある日本航空石川。
全部員の無事は確認できたが学校は被災し、幸いにも練習拠点は系列校がある山梨で出来る環境を得ることができた。
だが、全部員が揃って練習を開始できたのは２月中旬に入ってから。練習環境だけではなく、生活環境も変わる精神的なビハインドは否めない。
逆境を糧にできるか？
秋季公式戦の石川県大会では、明治神宮大会優勝校の星稜に11回までの延長タイブレークとあと一歩だった。
今回は2024年選抜での「日本航空石川」の戦力分析をしていきます。
2024年 第96回選抜高等学校野球大会
試合予定
対戦相手の高校名をクリックすると対戦校の戦力分析ページに移動します。
| 日程 | 結果 | スコア | 対戦相手 |
| 1回戦 | ● | 0-1 | 常総学院 |
練習試合解禁（3/2）以降の練習試合
| 3/2 | ○日本航空石川12―4日本航空 ○日本航空石川5―2日本航空 |
| 蔵猶投手が、5回1安打1失点、6奪三振６与四死球（最速140キロ） 福森投手が、2回3安打2失点 | |
| 3/6 | ○日本航空石川9―3生光学園 |
| 徳田投手が、3回48球1安打3奪三振1与四死球。（最速138キロ） 加藤選手が、3打数2安打1打点2得点 | |
| 3/10 | ●日本航空石川5―8智弁学園 ○日本航空石川4―2智弁学園 |
| 蜂谷投手が、被安打1ながら11四球の大乱調 宝田選手が、適時打2本を含む3安打 打線は二けた安打を記録 | |
| 3/11 | ○日本航空石川8―1太成学院大高 |
| 猶明投手が8回4安打1失点、13奪三振 |
秋季公式戦成績
チーム成績
8試合6勝2敗
| 通算 | １試合平均 | |
| 防御率 | 2.09（19位） | – |
| 失点 | 24 | 3.00（26位） |
| 失策 | 5 | 0.63（7位） |
| 打率 | .309（22位） | – |
| 得点 | 51 | 6.38（22位） |
| 本塁打 | 3 | 0.38（11位） |
| 盗塁 | 6 | 0.75（29位） |
秋季公式戦の試合結果
秋季北信越大会 ベスト4
日本航空石川の秋季北信越大会の成績
| 勝敗 | スコア | 対戦 | 投手 | |
| 10/22 | ● | 3-4 | 敦賀気比 | 蜂谷 → 川俣 → 眞殿 → 深井 |
| 10/15 | ○ | 13-6 | 関根学院 | 蜂谷 → 川俣 → 猶明 |
| 10/14 | ○ | 3-1 | 福井商 | 蜂谷 |
秋季石川大会 準優勝
日本航空石川の秋季石川県大会の成績
| 勝敗 | スコア | 対戦 | 投手 | |
| 9/27 | ● | 5-6 | 星稜 | 猶明 → 蜂谷 → 長井 |
| 9/24 | ○ | 3-2 | 小松大谷 | 猶明 → 蜂谷 |
| 9/23 | ○ | 6-1 | 輪島 | 成瀬 → 川俣 |
| 9/17 | ○ | 11-1 | 金沢泉丘 | 猶明 → 長井 |
| 9/14 | ○ | 7-3 | 北陸学院 | 猶明 → 蜂谷 → 川俣 → 成瀬 |
戦力分析
投手陣
新2年生が飛躍した日本航空石川。
北信越大会でエースナンバーを付けたのが新２年生右腕の蜂谷投手。北信越大会初戦の福井商戦が公式戦での初先発となったが、1失点で初完投を飾った。秋季公式戦では6試合（26回）に登板し防御率2.08を記録した。
県大会でエースナンバーを付けたのも新２年生左腕の猶明投手。秋季公式戦では5試合（17回）に登板し防御率4.24だった。
上記２投手が積極的に起用されてきたが、試合の分岐点に起用されたのが新3年生左腕の川俣投手。相手に傾きかけた流れを断ち切った。北信越大会では２試合（8回2/3）を投げて防御率0．秋季公式戦では5試合（17回）に登板し防御率4.24だった。
秋季公式戦でマウンドを経験した長井投手らのベンチ入り争いも激しい。
秋季公式戦に登板した投手
| 投手名 学年 | 防御率 | 投球回 試合 | 奪三振 与四死 |
| 蜂谷 逞生 新2年 | 2.08 | 26 6 | 12 10 |
| △猶明 光絆 新2年 | 4.24 | 17 5 | 15 5 |
| △川俣 謙心 新3年 | 1.23 | 14 2/3 4 | 12 3 |
| 長井 孝誠 新2年 | 0.00 | 3 2 | 6 2 |
| 深井 颯馬 新3年 | 0.00 | 3 1 | 0 1 |
| 眞殿 大暉 新3年 | 0.00 | 1/3 1 | 0 0 |
野手陣
北信越大会では県大会で二桁の背番号を付けた選手が躍進した日本航空石川。
県大会では15番を付けた河田選手がチームトップの秋季公式戦での打率.423。18を付けた加藤選手は１番に定着。17番を付けた早川選手が打率.345とレギュラーメンバー固定できず、チーム作り途上だった。
長打力のある荒牧選手や１年時からベンチ入りしながら新チームでは怪我の影響もあり代打での出場のみだった段選手らポテンシャルが高い選手は多い。
秋季公式戦にレギュラー野手
| 選手名 学年 | 順 守 | 打率 | 打数 打点 | 安打 本 | 三振 四死 | 盗塁 |
| △加藤 一翔 新3年 | 1 右 | .250 | 28 6 | 7 1 | 4 8 | 1 |
| △早川 勇人 新3年 | 2 左 | .345 | 29 5 | 10 0 | 4 4 | 1 |
| 河田 拓斗 新3年 | 3 ニ | .423 | 26 4 | 11 1 | 4 6 | 0 |
| 荒牧 拓磨 新3年 | 4 三 | .310 | 29 2 | 9 1 | 1 6 | 1 |
| △竹中 清真 新3年 | 5 一 | .304 | 23 6 | 7 0 | 4 8 | 0 |
| 久々江 翔吾 新3年 | 6 中 | .300 | 30 7 | 9 0 | 3 1 | 2 |
| 冬木 蓮太郎 新3年 | 7 捕 | .381 | 21 1 | 8 0 | 1 2 | 1 |
| 北岡 颯之介 新3年 | 9 遊 | .167 | 24 2 | 4 0 | 4 2 | 0 |
その他
スポーツ紙の評価
2024年選抜出場校中23位タイの評価
日本航空石川は
2紙がC評価
| A評価 | B評価 | C評価 |
| – | スポーツ報知 サンケイスポーツ 日刊スポーツ | スポーツニッポン 週刊ベースボール |
甲子園成績
日本航空石川の選抜出場は4年ぶり3度目
通算成績
通算4勝3敗
| 春（選抜） | 夏（選手権） | |
| 出場 | 2回 | 2回 |
| 勝敗 | 2勝1敗 | 2勝2敗 |
| 最高成績 | ベスト8 2018年 – | 初戦突破 2009年 2017年 |
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