2022年3月18日から始まる第94回選抜高等学校野球大会!今年はどのようなドラマが待っているか楽しみですね!今回は初戦ブロック右側16校8試合の試合の展望。そして試合終了後には試合をの振り返ります。(全試合結果を反映しました)
3/19(土)
浦和学院 VS 大分舞鶴
高校紹介
浦和学院(関東/埼玉)
埼玉県1位/関東ベスト4
■スポーツ紙の評価
A:1紙、B:3紙、C:1紙
■夢託の評価:A
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大分舞鶴(21世紀枠/大分)
大分県2位/九州大会初戦敗退
■スポーツ紙の評価
A:0紙、B:0紙、C:5紙
■夢託の評価:B
試合の展望(見所)
ポテンシャルの高い選手が揃う浦和学院と21世枠から選出の大分舞鶴の対戦。
大分舞鶴は九州地区大会初戦で大島(九州大会準優勝)相手に結果敗退したものの2日間にわたる接戦を演じた実力校。粘り強い野球が持ち味。
勝敗のポイントは、両校の投手陣。左打の巧打者が揃う浦和学院相手に右腕エース奥本投手を中心とした大分舞鶴投手陣が、どこまで抑えることが出来るか。一方、浦和学院の左腕エース宮崎投手が安定して投げ続ける事が出来るか。昨夏の浦和学院は継投が中心だったが、今春はどうするのか?今春も投手陣の層は厚い。
結果は浦和学院が勝利すると予測するが、試合途中で崩れることもある宮崎投手。逆に粘り強い大分舞鶴。大分舞鶴の投手陣が粘れれば勝機が出てくる。
甲子園初采配の浦和学院 森監督の采配にも注目。
結果
大分舞鶴|000|000|000|0
浦和学院|000|310|00x|4
若干大振りが目立った浦和学院だったが、金田選手の3安打や高山選手のツーラン等、中軸が特に力を見せた。投げては宮崎投手が9回13奪三振2安打0失点と圧巻の投球だった。
大分舞鶴の奥本投手も粘りの投球で9奪三振を奪うが、中軸を抑えることが出来なかった。
和歌山東 VS 倉敷工
高校紹介
和歌山東(近畿/和歌山)
和歌山県2位/近畿準優勝
■スポーツ紙の評価
A:0紙、B:5紙、C:0紙
■夢託の評価:B
倉敷工(中国・四国比/岡山)
岡山県1位/中国ベスト4
■スポーツ紙の評価
A:0紙、B:3紙、C:2紙
■夢託の評価:B
試合の展望(見所)
守の和歌山東と打の倉敷工の対戦。
和歌山東のエース麻田選手は通算の防御率は3.56と数字的には悪いが、大阪桐蔭戦(4回0/3 6失点)前の近畿大会では3試合20回2/3を3失点と安定感があった。秋季大会を通じて大成長した選手の一人。攻撃は全員野球。守りでリズムを作り、機動力を活かした攻撃で接戦を制する野球。
一方、「攻めて、攻めて、攻めたぎる」をスローガンに掲げる倉敷工。チーム打率は.389(参加32校中3位)と攻撃力がある。
勝敗のポイントは和歌山東は麻田選手の出来。そして倉敷工はチャンスで日向選手(チーム1位の21打点を記録)の打席を迎えられるか?
結果は和歌山東が勝利すると予測するが、倉敷工が和歌山東から4点以上得点できれば倉敷工に勝機が出てくる。
結果
和歌山東|000|001|000|07 |8
倉敷工 |001|000|000|01 |2
和歌山東は、1回2回に自慢の機動力で得点チャンスを作るも得点できず嫌な展開だった。しかし、米原監督の継投策が的中!投手陣の粘りが倉敷工に最後まで流れを渡さず11回のビックイニングへと繋げた。
倉敷工の高山選手も171球の力投を見せるも11回につかまってしまった。
クラーク国際 VS 九州国際大付
高校紹介
クラーク記念国際(北海道/北海道)
北海道1位
明治神宮大会初戦敗退
■スポーツ紙の評価
A:0紙、B:5紙、C:0紙
■夢託の評価:B
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九州国際大付(九州/福岡)
福岡1位 九州1位
明治神宮大会初戦敗退
■スポーツ紙の評価
A:5紙、B:0紙、C:0紙
■夢託の評価:A
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試合の展望(見所)
明治神宮大会初戦の再戦。明治神宮大会では5‐1と九州国際大付が勝利。
クラーク国際は、犠打を絡めて1点を確実にとり、Wエースの山中選手と辻田選手の投手陣が中心に守り抜く野球。山中選手(左腕)の癖球と辻田選手(右腕)の直球。異なるタイプの投手は相手打線にとっては厄介。明治神宮大会での攻守のミスは苦薬になっているはず!そして、辻田選手は奪三振率が12.82。成長が楽しみな投手の一人。
一方、九州国際大付は、香西選手を中心とした安定した投手陣。そして、内海選手やBig4の佐倉選手を筆頭にトップクラスの打線。一発がある打線は脅威。
勝敗のポイントは前半戦の攻防。ロースコアの試合展開になると予測されるが、長打力に勝る九州国際大付が勝利すると予測。しかし、クラーク国際が前半を無失点で切り抜け、先制できていればクラーク国際に勝機が出てくる。
結果
クラーク国際|101|000|000|00 |2
九州国際大付|020|000|000|01 |3
九州国際大付の香西投手の制球が素晴らしかった。4回以降は一人も塁に出さない圧巻の投球。野手陣も守備力を見せた。10回の裏、完全にクラーク国際バッテリーに抑えられていた佐倉選手が意地の犠飛でサヨナラ勝ちを収める。
クラーク国際も犠打を絡める得意の展開で先制をすることが出来た。しかし、終盤は香西投手の術中にはまってしまい塁に出ることが出来ず。投げては辻田選手が8回1/3 11奪三振を奪う力を見せたが、あと一歩及ばなかった。
3/20(日)
広陵 VS 敦賀気比
高校紹介
広陵(中国/広島)
広島3位 中国1位
明治神宮大会準優勝
■スポーツ紙の評価
A:5紙、B:0紙、C:0紙
■夢託の評価:A
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敦賀気比(北信越/福井)
福井3位 北信越1位
明治神宮大会初戦敗退
■スポーツ紙の評価
A:1紙、B:4紙、C:0紙
■夢託の評価:A
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試合の展望(見所)
共に県3位からの地区大会優勝校であり、大阪桐蔭に敗戦、そして打力に自信がある両校。
広陵は、出塁率が高い中川選手、松下選手にBig4のボンズ真鍋選手、内海選手の長打力。一方、敦賀気比も出塁率が高い濵野選手、河合選手に春山選手、上加世田選手の勝負強さと打線は甲乙つけがたい。
勝敗のポイントは投手陣の出来。広陵の森山選手はケガから復帰し秋季大会で大成長。一方、敦賀気比の上加世田選手は明治神宮大会のケガ(肋骨骨折)で一時練習ができなかった点が懸念材料。
結果、広陵が勝利すると予測する。しかし敦賀気比が先に複数得点していれば、敦賀気比に勝機がある。
結果
敦賀気比|000|000|000| 0
広陵 |200|041|02x| 9
広陵が17安打と打線が爆発。クリーンナップの内海選手、真壁選手、田上選手が共に4打数3安打。打点もつき打撃力をみせつけた。投げては森山投手が7回2/3 2被安打、リリーフ松林選手が1回1/3 1被安打と完封勝利。
敦賀気比は最後の最後まで、実力を出すことが出来ず。
長崎日大 VS 近江(京都国際→辞退)
高校紹介
長崎日大(九州/長崎)
長崎2位 九州ベスト4
■スポーツ紙の評価
A:0紙、B:3紙、C:2紙
■夢託の評価:B
近江(近畿/滋賀)
滋賀3位 近畿ベスト8
■スポーツ紙の評価
A:ー、B:ー、C:ー
■夢託の評価:B
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辞退:京都国際(近畿/京都)
京都1位 近畿ベスト8
■スポーツ紙の評価
A:4紙、B:1紙、C:0紙
■夢託の評価:A
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試合の展望(見所)
集中打で勝ち進んだ長崎日大と甲子園経験者が揃う近江の対戦。
長崎日大は九州大会でビックイニングを作り勝ち進んだ。一方、近江は投手陣に不安を残した秋季大会だった。
勝敗のポイントは近江の山田投手の出来。秋季大会は肘痛の為、登板回避をし3月12日に投手復帰。6回1失点(自責点0)と好投をしているが実践感覚をどれだけ取り戻せているか?出場決定も3月17日とセンバツに向けての準備期間がほとんどない点も不安材料だ。
結果は、近江が勝利すると予測する。しかし、ロースコアで展開すると終盤に強い長崎日大に勝機がある。
結果
近江 |000|000|002|000|4 |6
長崎日大|000|002|000|000|0 |2
近江は9回、土壇場で同点に追いつき、13回タイブレークでの勝利。タイブレークでは4番 山田選手から始まる好打線。長崎日大の守備の乱れもあり一挙4点。
長崎日大は好投していた種村投手が9回に2失点。ロースコアで試合は展開したが、山田投手を前にチャンスを作るが、あと1本が出なかった。
二松学舎大付 VS 聖光学院
高校紹介
二松学舎大付(関東・東京比/東京)
東京2位
■スポーツ紙の評価
A:0紙、B:5紙、C:0紙
■夢託の評価:B
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聖光学院(東北/福島)
福島1位 東北準優勝
■スポーツ紙の評価
A:0紙、B:4紙、C:1紙
■夢託の評価:B
試合の展望(見所)
好投手同士の対戦。
二松学舎の左腕 布施選手は7試合中4完投、防御率2.23 変化球の精度は抜群。一方、聖光学院の右腕 佐山選手は9試合6完投、防御率1.00。共に安定感あるエース。
勝敗のポイントは参加32校中31の打率だった聖光学院の成長。
結果は聖光学院の打線が成長し勝利すると予測する。センバツの相性も聖光学院は初戦3連勝中。一方、二松学舎は3連敗中。
二松学舎の左打の藤岡選手、瀬谷選手が、佐山投手から早い段階でチャンスを作る事が出来れば二松学舎に勝機が出てくる。
結果
聖光学院|300|060|000| 9
二松学舎|000|101|100| 3
聖光学院の打撃の成長が感じられる試合だった。制球が定まらない布施投手相手にボールを見極めビッグイニングを作った。佐山選手は大量リードの中、打たせて取る9回93球の省エネ投球。野手陣の攻守も光った。
二松学舎は布施投手の制球が安定しなかった上に守備の乱れは誤算だった。
3/21(月)
山梨学院 VS 木更津総合
高校紹介
山梨学院(関東/山梨)
山梨1位 関東2位
■スポーツ紙の評価
A:1紙、B:4紙、C:0紙
■夢託の評価:A
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木更津総合(関東/千葉)
千葉1位 関東ベスト4
■スポーツ紙の評価
A:0紙、B:5紙、C:0紙
■夢託の評価:B
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試合の展望(見所)
両校共に、優勝が狙えると監督が口にするほど投打のバランスが良いチーム同士の対戦。しかも関東大会では両校が明秀日立に敗戦。
山梨学院はエース榎谷選手が全9試合に登板し防御率1.05と安定感抜群。一方、木更津総合エース越井も9試合に登板し防御率1.54と共に関東を代表する右腕対決。
リードオフマンも、山梨学院の鈴木選手は打率.629。一方、木更津総合の山田選手は打率.564。共にチームに勢いをもたらす存在。どちらが先に勢いを付けられるか?
勝敗のポイントは両校の投手陣の出来。
山梨学院が勝利すると予測するが、この試合は最後まで分からない!
結果
山梨学院 |000|010|000|000|0 | 1
木更津総合|100|000|000|000|1 | 2
両校のエースが好投した投手戦。ナイスゲームだった。
延長13回タイブレークの場面で、山梨学院は犠打で3塁に送れず、その後ダブルプレー。追加点を取れず、木更津総合にプレッシャーをかけることが出来なかった。
一方、木更津総合は外野手を2人にした超バントシフトの中、犠飛で3塁に送り、その後、故意四球で満塁。最後は須永選手がボールを見極め押し出しファーボールを奪う。最後まで落ち着いたプレーを貫いた。
日大三島 VS 金光大阪
高校紹介
日大三島(東海/静岡)
静岡1位 東海1位
明治神宮大会初戦敗退
■スポーツ紙の評価
A:0紙、B:5紙、C:0紙
■夢託の評価:B
金光大阪(近畿/大阪)
大阪2位 近畿ベスト4
■スポーツ紙の評価
A:0紙、B:4紙、C:1紙
■夢託の評価:C
試合の展望(見所)
終盤に粘り強さを発揮する両校の対戦。
日大三島は東海大会の全3試合逆転勝ち。一方、金光大阪も近江戦をはじめ、大量失点をしても終盤までには追いつき逆転をする粘り強さがあり、共に最後まで集中力が切れない。
勝敗のポイントは日大三島の松永選手を中心とした左打者。
結果は日大三島が勝利すると予測するが、終盤までロースコアの展開に持ち込めれば、金光大阪に勝機が出てくる。
金光大阪は、OBの吉見氏(元中日)の指導があり、その効果も楽しみ。
結果
日大三島|000|000|000| 0
金光大阪|300|001|00x| 4
日大三島の松永投手は被安打6ながら、1回に被安打3 失点3。立ち上がりにつかまってしまった。2回以降は立ちなおったが、打線が散発の4安打のみと救援することが出来なかった。
金光大阪は、初回の攻撃、何よりもエース古川投手の好投!9回 被安打4 失点0と最後まで安定感があった。
その他の対戦
酔っ払いの「つぶやき」
3/18に開幕!
どのチームも、初戦突破する事ができる力のあるチーム。好カード揃いで、どの試合も見逃せませんね!
皆さんはどの高校が勝利すると予測しますか?
完読!ありがとうございます!