Aゾーンは明治神宮大会優勝校の星稜、ベスト4の関東第一、明治神宮大会出場校の豊川、熊本国府の地区大会優勝校4校が入ったが、初戦を突破できたのは星稜、熊本国府の2校。2024年の選抜は予想が難しい。題名の「当たる気がしない」を当ててしまった本末転倒!
今回は各試合の試合の展望、勝敗予想をしていきます。
※本ページは、各試合の展望を追記して再投稿をしています。
Aゾーンの出場校
下記の高校名クリックすると各校の戦力分析のページに移動します。
前半
評価 | 防御率 | 打率 | |
八戸学院光星 選:2回戦敗退 青森2位 東北2位 – | A1 B4 C0 | 1.97 (16位) | .316 (20位) |
関東第一 選:1回戦敗退 – 東京1位 明治神宮4強 | A2 B3 C0 | 2.30 (24位) | .386 (4位) |
田辺 選:1回戦敗退 和歌山2位 近畿初戦 21世紀枠 | A0 B1 C4 | 1.59 (9位) | .272 (31位) |
星稜 選:ベスト4 石川1位 北信越1位 明治神宮1位 | A5 B0 C0 | 1.95 (14位) | .320 (18位) |
後半
評価 | 防御率 | 打率 | |
近江 選:1回戦敗退 滋賀1位 近畿8強 – | A0 B3 C2 | 1.40 (5位) | .345 (12位) |
熊本国府 選:2回戦敗退 熊本1位 九州1位 明治神宮初戦 | A0 B5 C0 | 2.12 (20位) | .321 (17位) |
豊川 選:1回戦敗退 愛知2位 東海1位 明治神宮4強 | A0 B5 C0 | 2.91 (32位) | .395 (2位) |
阿南光 選:ベスト8 徳島3位 四国2位 – | A0 B1 C4 | 2.74 (31位) | .358 (9位) |
※スポーツ紙の評価は、スポーツ報知、サンケイスポーツ、スポーツニッポン、日刊スポーツの4つの新聞に、週刊ベースボール(別冊)を加えた5媒体の評価です。
決勝進出は?
ベスト4以上はどちら?
2回戦の試合の展望・結果
八戸学院光星 2-3 星稜
試合日程
3月25日(月)【第6日目 第2試合】
試合の展望・見どころ
勝利校予想は八戸学院光星です。←ハズレ
どちらも1回戦は接戦を勝ち抜いてきたが、この試合も終盤まで縺れそうだ。勝敗のカギを握りそうなのが、四死球ででたランナー。簡単に連打ができない試合展開で塁上からもプレッシャーを与えられるか?確実に犠打で得点圏に進めた八戸学院光星に対し、星稜は盗塁4を一回戦に決めている。
洗平投手の制球に不安は残したものの、タイブレークで勝ち上がった勢いを買って八戸学院光星が優位と予想している。
結果は、星稜が勝利!
接戦でしたが、星稜の初回の2点が大きかった。一時、追いつかれるも6回に勝ち越し。
1回戦の成績
八戸学院光星 | 星稜 | |
.235 34打数8安打 | 打率 | .235 34打数8安打 |
7 | 三振 | 5 |
3 | 四死球 | 3 |
5 | 犠打 | 1 |
1 | 盗塁 | 4 |
八戸学院光星の投手陣
試合 | 回数 球数 | 防御率 | 三振 四死球 | 失点 自責 |
洗平 比呂 | 9回 156球 | 1.00 | 6 4 | 2 1 |
岡本 琉奨 | 2回 24球 | 0.00 | 1 1 | 1 0 |
星稜の投手陣
試合 | 回数 球数 | 防御率 | 三振 四死球 | 失点 自責 |
佐宗 翼 | 6回 83球 | 3.00 | 5 2 | 2 2 |
戸田 慶星 | 2回 28球 | 0.00 | 1 1 | 0 0 |
道本 想 | 1回 14球 | 0.00 | 1 0 | 0 0 |
熊本国府 0-3 阿南光
試合日程
3月25日(月)【第6日目 第3試合】
試合の展望・見どころ
勝利校予想は阿南光です。
投手戦を制して勝ち上がった熊本国府と打力で勝ち上がった阿南光との対戦となった。守備に重点を置いてきた熊本国府の守備は固く、投手陣も簡単に制球を乱すことはない。阿南光も1回戦のような大量得点は見込めないだろう。
ただ、日数も開いたことにより、吉岡投手の疲れの心配もなく、吉岡のポテンシャルを買って阿南光が優位と予想している。
結果は、阿南光が勝利!
吉岡投手が9回無失点14奪三振(与四死球0)と完璧な内容だった。
1回戦の成績
熊本国府 | 阿南光 | |
.219 32打数7安打 | 打率 | .286 35打数10安打 |
14 | 三振 | 5 |
5 | 四死球 | 11 |
3 | 犠打 | 1 |
1 | 盗塁 | 0 |
熊本国府の投手陣
試合 | 回数 球数 | 防御率 | 三振 四死球 | 失点 自責 |
坂井 理人 | 7回 94球 | 1.29 | 6 2 | 1 1 |
植田 凰暉 | 3回 38球 | 0.00 | 3 1 | 0 0 |
阿南光の投手陣
試合 | 回数 球数 | 防御率 | 三振 四死球 | 失点 自責 |
吉岡 暖 | 9回 143球 | 4.00 | 11 4 | 4 4 |
1回戦の試合の展望・結果
八戸学院光星 5-3 関東第一
試合日程
3月18日(月)【第1日目 第1試合】
試合の展望・見どころ
勝利校予想は関東第一です←ハズレ
開幕試合は魅力的なカード。トリプル左腕を武器にする八戸学院光星と、明治神宮大会でベスト4に入った関東第一との対戦となった。この試合は五分五分の戦いになるが、打線に力がある関東第一が有利と予想。だが、八戸学院光星の打線次第で勝敗は変わりそうだ。
結果は、八戸学院光星が勝利!
延長11回のタイブレークまでもつれる試合でした。
八戸学院光星の洗平投手は、当ブログで世代NO1の左腕と評価しています。洗平投手だけでなく、甲子園経験者の岡本投手、秋季に活躍した森田投手も含め、投手陣は間違いなく今大会のトップクラス。守備も9試合で3失策と、出場校中で最も安定していた。
しかし、打線に関しては、東北大会決勝(青森山田戦)でノーヒットノーランを喫し、準決勝(学法石川戦)では勝利したものの、5安打1失点に抑えられるなど、秋時点では打撃に課題を残した。選抜では打線がどれだけ奮起できるか?
関東第一の畠中投手は、秋季防御率0.77(22回1/3)を記録。与四死球2と制球力もある。大阪桐蔭戦でも4回無失点と好投しいるが、秋にを痛めた腰の状態に不安が残こる。右腕の坂井投手らが春までにどれだけ成長しているかが鍵か?
打線に目を向けると、神宮大会3試合で21得点を挙げた強力な攻撃陣。リードオフマンは秋季公式戦で打率5割を記録した飛田選手。選抜でもチームに勢いをもたらすか?右打者にも好打者が多く、特に4番の高橋選手は、当ブログでドラフト候補のトップ10内にランクインし、注目しています。
田辺 2-4 星稜
試合日程
3月18日(月)【第1日目 第2試合】
試合の展望・見どころ
勝利校予想は星稜です。
ジャイアントキリングの田辺と明治神宮大会優勝校の星稜との対戦となった。この試合は、番狂わせも期待されるが、総合力で星稜が有利と予想。だが、ロースコアの展開に持ち込めれば、田辺のジャイアントキリングの可能性も!
結果は、星稜が勝利!
接戦でしたが、9回の表に星稜が勝ち越しての勝利でした。
田辺は寺西投手が秋季公式戦7試合(55回1/3)で防御率1.63を記録。失点しても大きく崩れることなく、粘り強いピッチングを展開。市立和歌山や智辯和歌山といった強豪校相手にも臆することなく最後まで投げ続けた。
打線については、寺西投手の力投に応え、少ないチャンスをものにしてきた。特に4番の山本選手が勝負強さを発揮し、秋季公式戦で打率.500、打点10を記録。課題は、下位打線の底上げができているか?
星稜は総合力が高く、明治神宮大会を32年ぶりに制した。
投手陣は制球力の良い左腕の佐宗投手と秋季に台頭してきたしん2年生右腕の道本投手の二枚看板は安定感があり、継投になっても大きな不安はない。
打線は、切れ目のなく、小技や機動力を活かした攻撃が持ち味。4番の萩原選手は明治神宮大会でホームランを2本打つなど長打力がある。
近江 1-2 熊本国府
試合日程
3月18日(月)【第1日目 第3試合】
試合の展望・見どころ
勝利校予想は近江です。←ハズレ
甲子園常連の近江と甲子園初出場の九州王者熊本国府との対戦となった。ディフェンス力の高いこの試合は、甲子園での経験値が多い近江が有利と予想。だが、熊本国府が先に先取点を取れれば攻守でリズムに乗ってきそう。
結果は、熊本国府が勝利!
延長10回のタイブレークまでもつれる試合でした。
近江は、秋季公式戦でのチーム防御率が1.40(出場校中5位)。近畿大会初戦(護国戦)で「マダックス」を完成(9回76球完投)させた西山投手が秋季公式戦で防御率1.02(35回1/3)と安定感があった。秋は腰の故障の影響もあったが、左腕の川越投手も防御率1.84(14回2/3)と完全復活すれば、投手層はかなり厚くなる。
一方打線は、近畿大会2試合で19安打ながら、2得点のみと繋がりに課題を残している。
熊本国府は、右腕の坂井投手と左腕の植田投手が九州大会で大躍進した。秋季公式戦では、継投が多かった。だが、全国クラスの強力打線の神村学園や明豊相手に両投手がに1失点完投と完投能力もある。練習では守備に重点を置き、更に守りに磨きがかかっていそうだ。
打線は秋季大会では流動的だったが、それでも犠打を多用して確実に得点を重ね、九州王者まで勝ち上がった。打順が固定できれば得点能力も上がるだろう。尚、熊本県勢からの選抜出場は5年ぶりとなる。
豊川 4-11 阿南光
試合日程
3月19日(火)【第2日目 第1試合】予定
試合の展望・見どころ
勝利校予想は、豊川です。←ハズレ
打でドラフト注目のモイセエフ選手を中心の豊川と投でドラフト注目の吉岡投手が中心の阿南光との対戦となった。打力で豊川が有利と予想。だが、この試合は後半戦勝負になると予想しているが、阿南光の吉岡投手の力投が勝敗を分けそう。
結果は、阿南光が勝利!
終盤、豊川の追い上げがありましたが、それ以上に阿南光の猛攻でした。尚、豊川のモイセエフ選手が新基準バット&今大会1号を放ちました。
豊川は、秋季公式戦で防御率2.91(出場校中32位)、打率.395(出場校中2位)と打ち勝ってきたチームだ。
投手陣に課題があった。故障を抱えていたエース左腕の鈴木選手は復帰しているが、新2年生の平野投手、中西投手の両右腕台頭がカギになってくるか。
打線はモイセエフ選手が、秋季公式戦17試合で打率.576、本塁打6、打点33と圧倒的な成績を残した。チームは打率だkぇではなく、1試合平均の盗塁を2.65(出場校中6位)と機動力もある。、多少のビハインドがあっても、試合の後半戦に一気に火を噴く打線に注目だ。
阿南光は、2021年(中学3年)に「阿南シティーホープス」で日本一に輝いた吉岡投手、井坂選手のバッテリー。吉岡投手は、秋季大会全8試合に登板し7完投と完投能力が高い。イニング数を上回る66奪三振(62回2/3)も魅力。防御率は2.44と毎試合失点があたものの、大きく崩れることはない。
吉岡投手に注目されがちだが、福田選手、住江選手、吉岡投手のクリーンナップは、決定力がある。チーム打率は.358(出場校中9位)、1試合平均の盗塁が2.25(出場校中10位)、本塁打も8試合で5本塁打と長打力もある。
Aゾーンからのベスト4予想
昨秋の地区優勝校4校が集まるAゾーンからベスト4に進出するのは、投手力、打力、そして機動力を兼ね備える明治神宮大会4強の関東第一と予想している。←ハズレ
初戦ではトリプル左腕の八戸学院光星と対戦、2回戦には、明治神宮大会優勝校の星稜との対戦する可能性がある。明治神宮大会ベスト4の豊川や、九州王者の熊本国府と言った強力な打線も同ブロックと、ベスト4までの道のりも簡単な試合はない。
秋季明治神宮大会優勝校の星稜も、1回戦では智辯和歌山など強豪校に勝利している田辺。
打力に力がある熊本国府、豊川は、投手力がある近江や阿南光との投打対決となる。熊本国府、豊川の投手陣がどれだけ踏ん張れるか?一方で、近江や阿南光の打線が活発になるか?勢いに乗ってくると上位進出も見えてくる。
その他のゾーン
敦賀気比、明豊、学法石川、健大高崎(優勝)
創志学園、別海、山梨学院(ベスト8)、京都外大西
耐久、中央学院(ベスト4)、宇治山田商、東海大福岡
広陵、高知、京都国際、青森山田(ベスト8)
神村学園、作新学院、大阪桐蔭(ベスト8)、北海
愛工大名電、報徳学園(準優勝)、日本航空石川、常総学院
2024年センバツ高校野球。
皆さんの優勝校候補はどこですか?
完読!ありがとうございます!