選抜出場校が決定しました。本ブログでは少しづつ戦力分析をして、最終的には25年選抜優勝校を予想していきます。
戦力分析のニ校目は秋季明治神宮大会優勝校の「横浜高校」。秋春連覇できれば史上5校目です。

2025年センバツ
1回戦
大会第2日目 3/19予定
○4-2 市和歌山(和歌山3位/近畿4強)
織田翔希選手が最速152キロを記録。
奥村頼人投手が5打数3安打1打点。投げては4回5奪三振無失点と投打で活躍。
2回戦
大会第7日目 3/24
○8-7 沖縄尚学(沖縄1位/九州1位)
織田翔希選手が2回2/3投げて4失点。指のアクシデントもあり。奥村頼人投手も計3回を投げて3失点。乱打戦になるとは想像をしていなかった。山脇悠陽投手ら控え投手が短いイニングを無失点で継ぎ逃げ切る。
阿部葉太選手に本塁打が生まれるなど横浜打線は11安打。
準々決勝
大会第9日目 3/26予定
○5-1西日本短大付(福岡1位/九州4強)
織田翔希選手が5回1失点。6回からマウンドに上がった奥村頼人投手が6回に3者連続三球三振の“イマキュレート・イニング”を達成。
準決勝
大会第10日目 3/28
○5-1 健大高崎(群馬1位/関東2位)
投手陣は9安打放たれるも粘りの投球で1失点にとどめた。
打線は5回に石垣元気投手から一挙に3得点。
決勝
大会第11日目 3/30
○11-4 智辯和歌山(和歌山1位/近畿2位)
祝 横浜高校
19年ぶり4度目 センバツ優勝!
史上5校目の秋春連覇の偉業達成

横浜高校の秋季公式戦
15試合15勝0敗
試合結果
練習試合解禁後(3/1以降)の試合結果
3/2 ○20-1 駿台甲府(秋季山梨4強)
3/7 ○13-1 東京大学(大学生)
3/13 ○12-1 近大付(秋季大阪4位)
3/15 ○12-2 京都成章(秋季京都3回戦)
明治神宮大会
優勝
スコア | 対戦校 | 投手 | |
決 勝:○ | 4-3 | 広島商 | 織田→奥村頼 – |
準決勝:○ | 3-1 延11回 | 東洋大姫路 | 奥村頼→織田 →奥村頼 |
初 戦:○ | 2-0 | 明徳義塾 | 織田 – |
関東大会
優勝
スコア | 対戦校 | 投手 | |
決 勝:○ | 4-3 延10回 | 健大高崎 | 織田→片山 →奥村頼 |
準決勝:○ | 3-2 | 浦和実業 | 奥村頼→前田 →片山→織田 |
初 戦:○ | 2-0 | 東農大二 | 織田 – |
神奈川県大会
優勝
スコア | 対戦校 | 投手 | |
決 勝:○ | 5-2 | 東海大相模 | 織田→奥村頼 – |
準決勝:○ | 9-0 C7回 | 横浜隼人 | 奥村頼→前田 →片山 |
準々決:○ | 6-1 | 武相 | 織田→奥村頼 – |
4回戦:○ | 6-0 | 湘南工大附 | – |
3回戦:○ | 7-0 C7回 | 柏木学園 | – |
2回戦:○ | 13-0 C5回 | 金沢高校 | – |
予選でも3勝しています
戦力分析
スポーツ紙の評価
横浜高校は
4紙がA評価
※ 日刊スポーツは「特」評価
A評価 | B評価 | C評価 |
スポーツ報知 サンケイスポーツ スポーツニッポン 日刊スポーツ | なし | なし |

横浜高校の投手陣
エースナンバーは、最速146キロ左腕の奥村 頼人選手。県大会から明治神宮大会まで9試合に登板し、失点したのは浦和実業戦の1試合のみ。東洋大姫路戦や健大高崎戦ではタイブレークでもマウンドに上がっているが、無失点に抑えている強心臓。先発に救援と、ここぞの場面で頼りになるエースだ。
背番号10を付ける1年生右腕の織田翔希選手。明治神宮大会初戦(明徳義塾戦)では9回(126球)被安打2の完封勝利と圧巻の全国デビューを飾った。関東大会、明治神宮大会では全6試合(39回2/3)に登板し防御率0.91だった。最速も150キロに到達し、直球の平均球速も140キロ超。1年生ながら全国でもトップクラスの右腕だ。細身の体つきだが、体が出来上がってくれば更に出力が増し楽しみな存在だ。
明治神宮大会では登板がなかったものの、左腕の片山大輔選手や右腕の前田一葵選手らもベンチには控え投手層の厚さは間違いなく全国トップクラス。
更に1年生にも左腕の若杉一惺選手や右腕の高浦洋祐選手らも楽しみな存在。秋は打撃を活かすために野手に専念した小野舜友選手も最速140キロを超えている。
ベンチ入りも高いレベルで競い合っていて、更に投手陣は厚くなってきそうだ。
投手成績(左腕のを除く)
防御率0.79(失点9/自責点5)
試合 投球回 | 防御率 | 奪三振 与四死球 | ||
奥村頼人 2年 | 左 | 4試合 12回2/3 | 0.71 | 7 6 |
織田翔希 1年 | 右 | 6試合 39回2/3 | 0.91 | 32 9 |
前田一葵 2年 | 右 | 1試合 3回2/3 | 0.00 | 3 0 |
片山大輔 2年 | 左 | 2試合 1回 | 0.00 | 1 0 |
横浜高校の野手陣
リードオフマンとして打線を牽引するのが阿部葉太選手。走塁技術はもちろん、広角に長打も打てる。1年夏から守る中堅では守備範囲も広く走攻守三拍子揃った注目選手だ。更に2年生の5月から主将に就任するなど、キャプテンシーも高く精神面でもチームを牽引している。
今年の横浜は阿部葉太選手を含めて前チームからの主力が多いのも特徴だ。二塁手の奥村凌大選手、三塁手の為永皓選手、1年生ながら遊撃手を守る池田聖摩選手らも前チームから主力で鉄壁の内野陣。経験も豊富でピンチの場面でも落ち着いている。今秋も好プレイで投手陣を救うシーンも見られた。だが、関東大会、明治神宮大会でのチーム失策は5。イージーミスもあり冬の課題の一つだ。
1年生ながら4番に座る小野舜友選手も前チームからクリーンナップを任されている選手のひうとり。秋は打撃を活かすために野手に専念したが関東大会以降は不調が続いた。チームも関東大会以降での最多得点は4点。好投手との対戦が多かったこともあるが6試合全て2点差以内の接戦だった。明治神宮大会ではチーム打率が.187と1割台まで落ちている。それでも勝ち切り、明治神宮大会を優勝した地力を感じる。春までにどこまで打力を整えられるか!?
打撃成績(県大会を除く)
打率.210
打数 | 安打 | 二塁打 | 三塁打 |
181 | 38 | 9 | 1 |
本塁打 | 打点 | 盗塁 | 失策 |
0 | 17 | 5 | 8 |
その他
秋季はタイブレークを2度も制すなど、投手力を中心に接戦に強かった横浜高校。現時点での戦力でも、当然「25年選抜の優勝候補筆頭」と言える。この戦力に更に打力が加われば「鬼に金棒」だ。
秋の明治神宮大会優勝校で、春の選抜でも優勝し「秋春の2連覇」を達成しているのは4校のみ。2000年以降だと02年の報徳学園(兵庫)と22年大阪桐蔭(大阪)の2校のみだ。
25年選抜では、明治神宮大会を制した秋季王者の横浜高校が5校目の秋春連覇に挑戦をする。

完読!ありがとうございます!
皆さんはどこが優勝すると予想しますか?