3月18日の「山梨学院」対「東北」戦から始まった2023年選抜高校野球も4月1日の「山梨学院」対「報徳学園」戦で幕を閉じました。
優勝校は「山梨学院」。初優勝です!
山梨県勢としても春夏通じて初の甲子園優勝!
夢託ブログでの「優勝校予測(こちらをご覧ください)」では、「2023年の山梨学院はやってくれそうな予感が!」と記載しましたが、正直、投手力で連戦となるトーナメント後半戦は厳しく打力だけでは優勝が難しいと思っていました。
故に準決勝「広陵」戦の予測(こちらをご覧ください)は敗戦を予測していました。
そして、決勝戦も山梨学院は継投と予測していましたが、最後まで林投手がやり遂げました。全6試合に先発し大会通算696球。決勝戦を含めて3試合完投!
球速は最速140km未満ながらも制球が抜群!何と言っても、今大会では、林投手がメンタル面の強さは今大会No1投手。疲労があっても、失点しても、出来ることを淡々とし、大崩れしなかった!
進藤選手を中心に打線も勝負所で力強かった!
尚、「山梨学院」の吉田監督は2009年に長崎の「清峰」で選抜制覇!2校で全国制覇を達成した監督は史上4人目の偉業です!選抜高校野球のみでは、88年の「宇和島東(愛媛)」、04年の済美(愛媛)で選抜制覇した上甲監督に続く2人目です。
「山梨学院」優勝おめでとうございます!
立役者は何と言っても、今大会最初の「プレーボール」、そして最後の「ゲームセット」までマウンドにいた林投手ですが、各選手が伸び伸びと、そして自分の出来ることに集中したプレーが印象に残りました!
決勝戦:山梨学院 7-3 報徳学園
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | |
報徳学園 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 3 |
山梨学院 | 0 | 0 | 0 | 0 | 7 | 0 | 0 | 0 | 0 | 7 |
各紙の評価
山梨学院 | 報徳学園 | |
報知 | B | A |
スポニチ | B | B |
サンスポ | A | A |
ニッカン | A | A |
選抜成績
山梨学院 | 広陵 | |
1回戦 | 3-1 東北 | – |
2回戦 | 4-1 氷見 | 7-2 健大高崎 |
3回戦 | 7-1 光 | 5-4 東邦 |
準々決 | 12-3 作新学院 | 5-4 仙台育英 |
準決勝 | 6-1 広陵 | 7-5 大阪桐蔭 |
得点 | 6.40 | 5.75 |
打率 | .329 | .343 |
安打 | 10.20 | 12.25 |
本塁打 | 0.00 | 0.50 |
三振 | 5.40 | 7.00 |
四死球 | 3.80 | 4.50 |
盗塁 | 1.20 | 1.50 |
防御率 | 1.20 | 2.13 |
失点 | 1.40 | 3.75 |
自責点 | 1.20 | 2.25 |
奪三振 | 5.60 | 7.25 |
与四死球 | 1.00 | 4.25 |
失策 | 0.60 | 1.25 |
盗塁刺 | 0.20 | 0.25 |
許盗塁 | 0.20 | 0.50 |
捕逸 | 0.20 | 0.00 |
投球数
山梨学院
投手名 防御率 | 通算 | 準決 3/31 | 制限対象 試合 | 残り 球数 |
林 謙吾 1.27 | 578球 5試合 42.2回 | 142球 9回 | 340球 3試合 24.2回 | 160 |
中田 有飛 0.00 | 25球 2試合 2.1回 | 0 | 25球 2試合 2.1回 | 475 |
報徳学園
投手名 | 通算 | 準決 3/31 | 制限対象 試合 | 残り 球数 |
盛田 智矢 3.95 | 222球 4試合 13.2回 | 60球 2.2回 | 162球 3試合 5.2回/ | 338 |
今朝丸 裕喜 1.54 | 170球 3試合 11.2回 | 27球 2回 | 170球 3試合 11.2回 | 330 |
間木 歩 0.71 | 187球 4試合 11.2回 | 68球 4.1回 | 175球 3試合 11.2回 | 325 |
試合の展望・勝利校予測
山梨学院
1回戦から勝ち上がってきている山梨学院は、林投手が5試合全てに先発し昨日の準決勝を含む3試合を完投。安定感が光っている。
打線は、進藤選手が5試合で打率.647(17打数11安打)、打点6でチームトップ。4番の高橋選手も好調で、準々決勝(作新学院戦)、準決勝(広陵戦)の2試合ともに4打数3安打、打率も.450まで伸ばしてきている。
報徳学園
3回戦、準々決勝と2試合連続でタイブレークを制し、準決勝の大阪桐蔭戦では5点差を逆転しての勝利と粘り強い報徳学院。すべて継投で勝ち上がってきている。
打線は、林選手が4試合で打率.643(14打数9安打)本塁打も1本放っている。堀選手や石野選手も好調。
勝利校予測:山梨学院
両校打力はトップクラス
上位打線だけではなく下位打線でも得点する力がある両校。
連投にもなる投手陣がカギになってくるか?
好投を続けている山梨学院の林投手が、昨日の準決勝で142球(大会通算578球)を投げている為、連投となる決勝では疲れが懸念。継投となってくると思うが、他投手がどこまで踏ん張れるか!?
一方、継投で勝ち上がってきている報徳学園だが、3投手が3/28の3回戦から昨日の準決勝の3試合に登板し、各投手が計170球以上投げている。疲れもあり、継投のタイミングに注意したい。
油断大敵
攻撃時の走塁ミスや守備時の失策などちょっとしたスキで、一気に流れが変わってきそうな決勝戦。
特に失策や無駄な四死球がきっかけでビックイニングになる可能性もある。最後の最後まで油断せずに戦い抜いてほしいですね♪
おまけ:勝利校予測の的中率
今大会の的中率は、80%(的中28/試合35)
決勝:的中
山梨学院が優勝しました!
準決勝:的中率50%(的中1/試合2)
予測がはずれた試合
山梨学院 6-1 広陵
言い訳:山梨学院の林投手がここまでタフだとは思わなかった!
Aゾーン:的中率75%(的中6/試合8)
予測がはずれた試合
英明 3-2 智辯和歌山
言い訳:智辯和歌山打線が勝ると予測していたが、「英明」の下村投手の粘りの投球で2得点のみだった。
光 2-0 彦根総合
言い訳:投手戦になると予測はしていたが、「光」の升田投手が、3安打11奪三振で完投。予測を上回る好投だった。
Bゾーン:的中率75%(的中6/試合8)
予測がはずれた試合
北陸 1-4 高知
言い訳:北陸の友広 投手がリズムに乗れなかった。
高知 3-2 履正社
言い訳:2度も高知の投手陣を過小評価してしまった。
Cゾーン:的中率100%(的中8/試合8)
予測がはずれた試合
なし
Dゾーン:的中率75%(的中6/試合8)
予測がはずれた試合
報徳学園 5-4 仙台育英
言い訳:仙台育英の投手陣が好投すると予測していたが・・・。
龍谷大平安 4-3 長崎日大
言い訳:接戦となると予測していたが、長崎日大はワイルドピッチで2失点。勝負所でのミスが痛かった。
完読!ありがとうございます!
皆さんはどちらの高校が優勝と予測していますか?
4/1午前に掲載した記事を、試合結果等を含めて再投稿しました。
4/1午前に投稿した決勝戦の展望は下記です。